ACT

Active Controller Technology（ACT）ではフォーカスがあるプラグインエフェクトやプラグインシンセをコントロールすることができます。特定のプラグインのコントロールサーフェスマッピングは、そのプラグインのどのインスタンスでも、そのインスタンスでのフォーカスの有無に関わらず、同じように作動します。特定のプラグインへフォーカスを移すには、プラグインのインターフェースか、FXラックの名前をクリックします。ACTフォーカスがあるプラグインは、FXラックに青色でハイライト表示されます。

図531. ACTフォーカスがあるプラグインは、FXラックに青色でハイライト表示されます。

SONARには、比較的最近のSONARプラグインのマッピングが内蔵されていますが、TTS-1などの古いプラグインではACTに対応していません。

メモ：ACT MIDIコントローラプラグインには、ほとんどのコントロールサーフェスに使うことができるプリセットがあり、コントロールサーフェスのつまみやコントローラと、ACT MIDIコントローラプロパティページのコントローラタブのセルとのリンクがあらかじめ設定されています。ファクトリプリセットを使わない場合（またはお持ちのコントロールサーフェスにプリセットがない場合）や、Cakewalk Generic Surfaceプラグインを使う場合には、コントロールサーフェスのつまみやコントローラと、ACT MIDIコントローラプロパティページのセルか、Cakewalk Generic Surfaceプラグインプロパティページのボタンのどちらかとリンクを作成しておく必要があります。どちらかを行うには、ACT MIDIコントローラプラグインプロパティページのセルにコントロールサーフェスのコントローラを割り当てるまたはCakewalk Generic SurfaceでACTを使うを参照してください。

ACT MIDIコントローラプラグインを使用する

1.	以下の作業が完了していることを確認してください。

お使いのハードウェアがSONARで使用できるようになっていること（コントロールサーフェスの設定を参照）

ACT MIDIコントローラプラグインのプロパティページが開いていること（ACT MIDIコントローラプロパティページを開くを参照）

ACT MIDIコントローラのプロパティページのプリセットメニューからプリセットを選びます。お持ちのコントロールサーフェスのファクトリプリセットか、自分で作ったプリセットを選びます（プリセットがない場合は、ACT MIDIコントローラプラグインプロパティページのセルにコントロールサーフェスのコントローラを割り当てるを参照してください）。

2.	Active Controller Technologyオンチェックボックスにチェックを入れて、ACT MIDIコントローラプロパティページでACTをオンにします。ACT MIDIコントローラでは、このチェックボックスをコントロールサーフェス本体からオンにすることができます。

3.	コントロールしたいプラグインにフォーカスを置きます。

お持ちのコントロールサーフェスのプロパティページのACT（Active Controller Technology）欄にプラグインの名前が表示され、コントロールサーフェスプロパティページのつまみやスライダー欄の上に現在のマッピングが表示されます。

4.	コントロールサーフェスのコントローラを動かして、プラグインのパラメーターを調節します（自分で作ったプリセットを初めて使う場合は、この手順の前にACTマッピングの作成が必要になることがあります）。

5.	コントロールサーフェスでプラグインのこのインスタンスのみをコントロールする場合は、ACT MIDIコントローラプロパティページでロックチェックボックスをオンにするか、コントロールバーのACTモジュールでACTロックボタン をオンにします。

6.	コントロールサーフェスをプラグインにロックしていない場合は、他のプラグインにフォーカスを移して、必要であればパラメーターを調節することもできます。

デフォルトのACTマッピングを編集する

1.	Active Controller Technologyオンチェックボックスにチェックを入れて、ACT MIDIコントローラプロパティページでACTをオンにします。

2.	コントロールバーのACTモジュールで、ACTラーニングモードボタン をオンにします。

3.	コントロールしたいプラグインのプロパティページを開きます。

4.	プロパティページで、コントロールしたいパラメーターをクリックします。

5.	続けて、MIDIコントローラ側で対応するノブ/スライダー/ボタンを操作します。

6.	コントロールバーのACTモジュールで、ACTラーニングモードボタンをオフにします。

7.	確認のダイアログが表示されます。はいまたはいいえをクリックします。

ラーニングボタンをオフにすると、割り当てが自動的に保存されます。これらのマッピングは全体に対するものなので、各プロジェクトで同じ設定になります。

8.	プラグインエフェクト/シンセのプロパティページで、コントロール対象のパラメーターをクリックします。

9.	続けて、MIDIコントローラ側で対応するノブ/スライダー/ボタンを操作します。