SONARのパラメーター制御にフェーダー/つまみを割り当てる

Cakewalk Generic Surfaceプラグインのプロパティページは、複数のセクション（トラックストリップのパラメーター、ACTコントロール、グローバルパラメーター）に分かれています。

SONARのパラメーターにフェーダーまたはつまみを割り当てる

1.	Cakewalk Generic Surfaceプラグインのプロパティページで、ACT/ストリップでACT オンのチェックボックスがオフになっているか、ACT＆ストリップがオンになっていることを確認します。ACT＆ストリップがオンになっていると、プラグインパラメーターとトラックの両方をコントロールすることができます。

2.	トラックストリップのパラメーター欄にある「設定するトラックストリップ番号」で、今から割り当てようとしているストリップ（パート）番号を選択します。

3.	バンクあたりのトラック数を変更するときは、1バンクあたりのトラックストリップ数を変更します。

4.	パラメーター1のラジオボタンをクリックして選択します（パラメーター1～16から選びます）。

5.	その隣のドロップダウンメニューから、このフェーダーまたはつまみで制御するパラメーターを指定します。

6.	お持ちのコントロールサーフェスのコントローラを動かして、使いたいパラメーターをコントロールします。

7.	ダイアログにあるラーニングボタンをクリックします。プロパティページで、操作子から送出されたメッセージの種類が読み取られ、その情報が「パラメーターに対応させるMIDIメッセージ」欄に表示されます。

8.	必要であれば、データの解釈方法を編集することもできます。詳細については、MIDIメッセージのデータの扱い方を参照してください。

9.	同様の手順を繰り返して、現在設定中のストリップ（パート）の別のトラックパラメーターに、他のフェーダーおよびつまみを割り当てることができます。

設定が終わったら、プリセットウィンドウに名前を入力してから、保存ボタン をクリックして保存します。これにより、必要なときにこの設定をロードすることができます。

Cakewalk Generic SurfaceでACTを使う

1.	以下の作業が完了していることを確認してください。

お使いのハードウェアがSONARで使用できるようになっていること（コントロールサーフェスの設定を参照）。

Cakewalk Generic Surfaceプラグインのプロパティページが開いていること（Cakewalk Generic Surfaceのプロパティページを開くを参照）。

2.	Cakewalk Generic SurfaceプラグインのACTコントロール セクションにあるボタン1～9とA～Gのボタンを選びます。これらのボタンでは、アクティブなエフェクトやシンセのプラグインパラメーターをコントロールします。MIDIコントローラ側で対応するノブ/スライダー/ボタンを操作しラーニングボタンをクリックします。受信したMIDIメッセージの詳細が、パラメーターに対応させるMIDIメッセージ欄に表示されます。ここで「なし」のラジオボタンが点灯しているACTコントロールは、まだアサインされていないことを示します。すべて終了したらプリセットとして保存しておきます。

3.	Cakewalk Generic Surfaceプラグインのプロパティページで、ACT/ストリップのACT オン、またはACT＆ストリップのいずれかにチェックがはいっていることを確認します。ACT＆ストリップがオンになっていると、プラグインパラメーターとトラックの両方をコントロールすることができます。

4.	SONARで、設定対象のプラグインエフェクト/シンセのプロパティページを開きます。

Cakewalk Generic Surfaceプラグインエフェクトのプロパティページのコンテキスト欄に、プラグインの名称が表示されます。

5.	コントロールバーのACTモジュールで、ACTラーニングモードボタン をオンにします。

6.	プラグインエフェクト/シンセのプロパティページで、コントロール対象のパラメーターをクリックします。

7.	続けて、MIDIコントローラ側で対応するノブ/スライダー/ボタンを操作します。

8.	コントロールバーのACTモジュールで、ACTラーニングモードボタンをオフにします。

9.	確認のダイアログが表示されます。はいまたはいいえをクリックします。

これらのマッピングは全体に対するものなので、各プロジェクトで同じ設定になります。プラグインの単一のインスタンスのみのコントロールをしたい場合は、どのプラグインにフォーカスがあるかに関わらず、ロックチェックボックスをオンにします。詳細については、ACTを参照してください。

設定が終わったら、プリセット欄に名前を入力してから、保存ボタンをクリックして保存しておきます。

巻き戻し/早送りをボタンに割り当てる

巻き戻し、および早送りの割り当ては、ACT MIDIコントローラのプロパティページでは特殊なケースです。これらのパラメーターのいずれかを選択すると、実データ/トグル欄が灰色表示になり、オン/オフ欄が使用可能になります。早送りコマンドと巻き戻しコマンドには、操作をオンにするMIDIメッセージと操作をオフにするMIDIメッセージがそれぞれ必要です。この種の操作は、ボタンを押すとあるMIDIメッセージが送出され、放すと別のメッセージが送出されるボタンに割り当てるのに適しています。プロパティページでは、通常、割り当てたいボタンを数回押してからキャプチャボタンをクリックすると、オン欄とオフ欄に正しく入力することができます。ただ、そのボタンから送出されるMIDIメッセージの内容を正確に知っておくと参考になります。そうすれば、オン欄およびオフ欄の値として間違った値が表示された場合は、正しいトリガー値を入力することができます。

つまみやボタンを節約する

ボタンが足りなくなった場合、またはコントロールサーフェスがストリップ（パート）ごとに2、3のボタンしか備えていないが、各トラックで制御すべきパラメーターはそれより多い、という場合に役立つ手法がいくつかあります。

2つのパラメーターを制御するために1つの双方向つまみまたはボタンを割り当てる：右に回すと1つのMIDIメッセージが送出され、左に回すと別のMIDIメッセージが送出されるつまみは、ソロやアーム（録音待機）などのトグル型のパラメーター2個を制御するのに使用できます。そのボタンを放すと別の値が送出される場合、トリガー値をその値に設定すると、押す操作ではなく放す操作によって当該パラメーターを制御することができます。このようにして、つまみを右に回すたびに録音待機ボタンがオンまたはオフに切り替えられます。つまみを左に回すたびに、ソロボタンがオンまたはオフに切り替えられます。

連続パラメーターを制御するため双方向つまみを割り当てる：双方向つまみを使用してパンやセンドレベルなどの連続パラメーターを制御することができます。そのボタンを放すと別の値が送出される場合、トリガー値をその値に設定すると、押す操作ではなく放す操作によって当該パラメーターを制御することができます。そうすると、つまみを右へ回すたびにパラメーターは1増加し、つまみを左へ回すたびに1減少します。つまみを右に回し続けると、パラメーターは増加し続け、同様に、左に回し続けると減少し続けます。

複数のストリップ（パート）を使用して一度に1つのトラックを制御する：任意の数のつまみおよびフェーダーを割り当てて1つのトラックについての数多くのパラメーターを制御します（フェーダーおよびつまみを割り当てているときは、設定するトラックストリップ番号を1のままにしておきます）。次に2つのボタンを「前のトラック」と「次のトラック」に割り当て、コントロールサーフェスを一度に1トラックずつシフトできるようにします。

 

関連項目：

別のトラックやトラックグループを制御する