無音部分削除ダイアログ

プロセス > エフェクトの反映 > 無音部分削除コマンドを実行する、またはフリーズオプションダイアログボックスでゲートの設定ボタンをクリックすると、無音部分削除ダイアログボックスが表示されます。このコマンドは、無音部分を削除します。

このダイアログには、以下の設定項目があります。

プリセット

この欄は、プリセットを選択または新規作成する場合に使います。プリセット欄に名前を入力して保存ボタンをクリックすると新しい設定をプリセットとして保存することができます。プリセットを削除するには、削除したいプリセットを選んでから削除ボタンをクリックします。

オープンレベル[dB]

ノイズゲートを開けるときのオーディオのレベルを設定します。基本的には、音量がこのレベルを越えたときにゲートは開きますが、アタックタイムの設定によっては、それより早く開くこともあります（アタックタイムを参照）。

クローズレベル[dB]

ノイズゲートを閉じるときのオーディオのレベルを設定します。基本的には、音量がこのレベルを下まわったときにゲートは閉じますが、リリースタイムの設定によっては、それより長く開いたままになることもあります（リリースタイムを参照）。

アタックタイム[ms]

オーディオ信号がオープンレベルに到達する前にゲートを開くための時間を設定します。オープンレベルに到達する前にゲートを開けておくと、音のアタック部分も残しておくことができます。これはボーカルの入力に対して非常に役に立ちます。ボーカルでは、アタックタイムを設定していないと、言葉の初めの部分が切り取られてしまうからです。

ホールドタイム[ms]

オーディオ信号がクローズレベルより下がった後、ゲートを開いたままにしておく最小の時間を設定します。ホールドタイムは、オープンレベルとクローズレベルを非常に高く設定したとき、たとえば、ソースの信号が非常に大きい場合などに便利です。このように設定したノイズゲートは、ドラムロールのような連続するパーカッションの音に対して、繰り返し閉じたり開いたりするため、不快に聞こえることがあります。ホールドタイムを設定することによって、そのパーカッションの間はゲートを開いたままにしておくことができます。

検出間隔[ms]

ゲートの開閉を判定する間隔です。この値を大きく（すなわち長く）設定すると、その時間を超えてオーディオ信号が継続する場合にゲートが開きます。検出間隔を短くすると、短い大きな音に対してもゲートが開きます。

リリースタイム[ms]

このフィールドの値は、ゲートの開閉を判定する間隔です。これにより、音の末尾の部分をカットせずに残しておくことができます。

クリップを分割

このチェックボックスをクリックすると、削除した部分でクリップを分割します。

オーディション

これをクリックすると、最初の3秒に対して効果を確認できます。

関連項目：

無音部分を削除する