行

図644. 行ごとのコントロール

A：ドラッグで行を並べ替え B：行を選択（およびコントローラ表示部の表示） C：ノート名（クリックでピッチを試聴） 
D：ノート番号 E：ミュート F：ソロ G：MIDI入力インジケーター H：関連する列 I：アウトプット 
J：ステップエディターのパラメーター（イベントの種類選択） K：ベロシティ L：デュレーション M：スイング 
N：タイムオフセット O：フラム P：行の出力チャンネル

各行は特定のピッチを表します。ピアノロールビューのDrum Editorと同じように（行は、ある意味でMIDI > ドラムマップマネージャ（詳細表示）を別の視点から見た場合として考えることができます）次のコントロールが各行の左側に表示されます。

行は挿入、削除、並び替えができます。現在の行には外枠が表示され、フォーカスがあることを示します。

すべてのコントロールを表示するには、行の選択ボタン をクリックします。各行には次のコントロールがあります。

選択：このボタンを使用して詳細なパラメーターを表示し、コントローラ表示部で編集する行を選択します。複数の行が選択された場合、コントローラ表示部は選択された最上部の行の下に表示されます。行が選択されていない場合、コントローラ表示部は非表示になります。行を選択する、単一の行のコントローライベントを編集する、および複数の行のコントローライベントを同時に編集するを参照してください。

ノート名：行のマップされるノートの名前が表示されます。ノート名をクリックすると、ピッチを視聴できます。ノートの名前を変更するには、行を右クリックしてポップアップメニューからノート名の変更を選択します。

ノート番号：行の入力ノートを指定します。

ミュート：このボタンで行/ノート/ピッチがミュートされます。

ソロ：このボタンで行/ノート/ピッチがソロになります。

MIDI入力イ　ンジケーター：行がMIDI入力を受信していると、このインジケーターが点灯します。

関連する列：選択された行が他の行と同じMIDIチャンネルを共有していると、このインジケーターが点灯します。行に挿入するすべてのコントローライベントは、同じMIDIチャンネルを共有する他のすべての行にも影響を与えます。

アウトプット：すべての選択された行を使用可能なソフトウェアインストゥルメントまたはドラムマップに割り当てます。ドロップダウンメニューからマップのプロパティダイアログにアクセスすることもできます。初期設定では、各行はトラックのアウトプットに割り当てられています。別々のアウトプットに別々の行を割り当てる場合、ステップシーケンサーは行を自動的に新しいドラムマップに割り当てます（ドラムマップでのステップシーケンサーの使用を参照）。

チャンネル：すべての選択された行の出力チャンネルを指定します。

ベロシティ：ベロシティオフセットをピッチに適用します。値の範囲は-127～+127で、デフォルト値は0です。

デュレーション：デュレーションつまみで、各ノートのホールド時間を調節します。値の範囲は0～100%で、デフォルト値は100%（各ノートの長さいっぱいまでホールド）です。

スイング：スイングつまみでシーケンスに適用するスイングの量を調節します。値の範囲は0～100%で、デフォルト値は50%（スイングなし）です。

スイングの値がデフォルトの50%の場合、拍が等間隔になります。値が66%の場合、1拍目と2拍目の間の時間が、2拍目と3拍目の間の時間の2倍になります。

タイムオフセット：このつまみで行のすべてのステップにタイムオフセットを適用します。これは、パターンのリズムの微調節に非常に便利です。値の範囲は-50～50%で、デフォルト値は50%（スイングなし）です。

フラム：このつまみで、フラムが適用されたノートのタイミングを調節します。フラムとは、音の大きな「主要な」ノートの始めに追加される静かで「優しい」ノートで、ほぼ同時に再生されたときにより完成された音のするノートになります。値の範囲は-50～50%です。値が50%のとき、フラムはステップのちょうど真ん中でヒットされます。フラムを追加/削除するを参照してください。

行のコンテキストメニュー

行を右クリックすると、次のコマンドにアクセスできます。

行を挿入：クリックして新しい行を挿入します。詳細については、行を挿入するを参照してください。

行を削除：クリックして行を削除します。詳細については、行を削除するを参照してください。

行のステップを切り取り：クリックして行のステップを切り取ります。切り取ったステップはクリップボードにコピーされ、別の行に貼り付けることができます。詳細については、行内のすべてのノートの切り取り/コピー/貼り付けを行うを参照してください。

行のステップをコピー：クリックして行のステップをコピーします。ステップはクリップボードにコピーされ、別の行に貼り付けることができます。詳細については、行内のすべてのノートの切り取り/コピー/貼り付けを行うを参照してください。

行のステップを貼り付け：クリックしてクリップボードの内容を行に貼り付けます。詳細については、行内のすべてのノートの切り取り/コピー/貼り付けを行うを参照してください。

ステップを右に移動：クリックして行内のすべてのノートを右に1ステップ分移動します。詳細については、行内のすべてのノートを左右に移動するを参照してください。

ステップを左に移動：クリックして行内のすべてのノートを左に1ステップ分移動します。詳細については、行内のすべてのノートを左右に移動するを参照してください。

ベロシティの調整：このコマンドを使用すると、同じ行にあるすべてのノートのベロシティ値を一定の割合で圧縮または伸長を指定できます。値の範囲は0.10～2.00で、デフォルト値は1.00です（圧縮も伸長もなし）。1.00未満の値は圧縮、1.00超の値は伸長を示します。詳細については、行内すべてのノートのベロシティ値を圧縮/伸張するを参照してください。

行の名前を変更：このコマンドを使用すると、行の名前を変更できます。

ステップごとにノートを追加 > 2～6：このコマンドを使用すると、2、3、4、5、または6ステップごとにノートを自動的に挿入できます。詳細については、「n」ステップごとにノートを自動的に有効にするを参照してください。

 

関連項目：

行の操作

ステップシーケンサービューメニュー

ツールバー

ノート表示部

コントローラ表示部

ステップシーケンサーのインターフェース

行の操作

ステップの操作

コントローライベントの操作

パターンの操作

ステップシーケンサークリップの操作

キーボードショートカット