サラウンドパン

ステレオ環境でのパンニング（右か左か）と異なり、サラウンド環境では円形に配置された、どのスピーカーに信号を送るかを調整することになります。

トラック/バス/センドの出力先をサラウンドバスに割り当てると、サラウンドパンが表示されます。サラウンドパンは4種類の表示サイズがあります。

マイクロ：トラックビューにトラックパラメーターとして表示されます。

スモール：サラウンドバスへのセンドに表示されます。

ミディアム：トラックインスペクタ、コンソールビューに表示されます。

ラージ：サラウンドパンビューに表示されます（詳細については、サラウンドパンの機能と名称を参照）。他の表示サイズよりも多くのコントロールがあります。サラウンドパンを右クリックして表示されるメニューから、サラウンドパンを開くを実行するか、ミディアムの、円と四角のすき間をダブルクリックするか、サラウンドパンにフォーカスがある状態でEnterキーを押すと表示されます。

A：トラックビューのマイクロサラウンドパン  B：6つのチャンネル出力レベルメーター

図406. コンソールビューのサラウンドパン

A：コンソールビューのミディアムサラウンドパン

各サイズのサラウンドパンの動作は常に連携しています。細かな調整が必要なときは、大きいサイズのサラウンドパンを使うとよいでしょう。

メモ1：トラック/バスの出力先がサラウンドバスになっているときのみサラウンドパンが表示されます。出力先がステレオバスになっているときは、サラウンドパンは表示されません。

メモ2：サラウンドパンのオートメーションが作成されているトラック/バスの出力先をステレオバスに変更した場合、オートメーションはすべて無効となりますが、出力先をサラウンドバスに戻すと、オートメーションも自動的に復活します。

 

関連項目：

サラウンドパンの機能と名称