アルペジエーターの使用方法

各MIDIおよびインストゥルメントトラックのトラックインスペクタに、1つのアルペジエーターデバイスが表示されます。

アルペジエーターをオン/オフにする

トラックインスペクタで、Arpeggiator on/offボタンをクリックします。

図113. トラックインスペクタでアルペジエーターをコントロールする

パターンとプリセットの使用方法

事前に作成されたパターンは、アルペジオにリズムとメロディのバリエーションをつけるために使用されます。SONARには、プロフェッショナルが作成した多くのパターンファイルが含まれていて、試すことができます。パターンファイルには.ptnファイル拡張子が付いています。

アルペジエーターのプリセットには、現在のアルペジエーターのパラメーター設定とともにパターンが保存されています。プリセットファイルには.arpファイル拡張子が付いています。

アルペジエーターのプリセットコントロールを使用してパターンを読み込んだり、プリセットを読み込み/保存します。

アルペジエーターを使用して再生中の場合、パターンの最初のピッチは現在再生中の最も低いノートに移動されます。

メモ：パターンファイルがフリーモードパターンの場合、タイミングのニュアンスをより正確にするために、ステップは最も近い128番目のノートの値にクォンタイズされます。

アルペジエーターのパターンを読み込む

1.	アルペジエーターのプリセットコントロールをクリックし、ドロップダウンメニューからパターンを開くを選択します。

2.	アルペジエーターのパターンファイル（.ptn）を含むフォルダを表示し、目的のパターンを選択します。

A：クリックしてパターンを読み込み

アルペジエーターのプリセットを読み込む

アルペジエーターのプリセットコントロールをクリックし、プリセットをポイントして目的のプリセットを選択します。

A：クリックしてプリセットを読み込み

前の/次のアルペジエーターのプリセットを読み込む

アルペジエーターの次のプリセットまたは前のプリセットボタンをクリックします。

A：クリックして前の/次のプリセットを読み込み

アルペジエーターのプリセットを保存する

アルペジエーターのプリセットコントロールをクリックし、ドロップダウンメニューから名前を付けてパターンを保存を選択します。

現在のアルペジエーターのパラメーター設定とともに、現在のパターンが保存されます。

A：クリックして新しいプリセットを保存

オートメーションの使用

以下のアルペジエーターのパラメーターをオートメーションで制御できます。

Source Mix

Arpeggiator ON/OFF

Flam

Duration

Latch

Octave Range

Pitch Offset

Rate

Shape

Swing

Velocity

アルペジエーターのオートメーションを記録する

1.	トラックインスペクタで目的のアルペジエーターのパラメーターを右クリックし、オートメーションの記録 オンを選択します。

2.	再生ボタンをクリックして再生を開始します。

3.	必要に応じて、アルペジエーターコントローラを調整します。オートメーションの記録が終わったら、停止ボタンをクリックして再生を停止します。

オートメーション（エンベロープ）データがトラックビューに表示されます。

アルペジエーターのオートメーションを作成する

トラック表示部でトラックの編集フィルターコントロールをクリックし、トラックのオートメーション > アルペジエーターをポイントして、目的のアルペジエーターのパラメーターを選択します。

オートメーション（エンベロープ）データがトラックビューに表示されます。

ヒント：既存のエンベロープをアルペジエーターエンベロープに再アサインすることができます。また、その逆も可能です。そのためには、エンベロープを右クリックし、エンベロープのアサインを選択します。

MIDIコントローラを使用してオートメーションを記録する

1.	目的のアルペジエーターのパラメーターを右クリックし、リモートコントロールを選択します。

リモートコントロールダイアログが表示されます。

2.	MIDIリモートコントロール用に使用するMIDIメッセージを指定し、OKをクリックしてリモートコントロールダイアログを閉じます。

3.	目的のアルペジエーターのパラメーターを右クリックし、オートメーションの記録 オンを選択します。

4.	再生ボタンをクリックして再生を開始します。

5.	割り当てられたMIDIコントローラパーツ（つまみ/スライダーなど）を移動します。オートメーションの記録が終わったら、停止ボタンをクリックして再生を停止します。

オートメーション（エンベロープ）データがトラックビューに表示されます。

インストゥルメントトラックにあるアルペジエーターのオートメーションの記録および編集

インストゥルメントトラックにあるオートメーションデータは記録または編集できません。インストゥルメントトラックにあるオートメーションを使用するには、インストゥルメントトラックを独立したオーディオトラックとMIDIトラックに分離し、MIDIトラックのオートメーションデータを作成または編集した後、トラックを1つのインストゥルメントトラックに再結合します。詳細については、インストゥルメントトラックの個別のオーディオおよびMIDIトラックへの分離とオーディオおよびMIDIトラックの単一インストゥルメントトラックへの変換を参照してください。

 

関連項目：

アルペジエーター