トラック/バスの色のカスタマイズ

トラックビュー、コンソールビュー、およびインスペクタの各チャンネルストリップの配色はカスタマイズできます。これにより、トラックとクリップを色分けしてプロジェクトを分かりやすく整理できます。

トラックの色を変更すると、トラックビュー、コンソールビュー、インスペクタ、クリップの前景色（波形またはMIDIデータ）のトラックストリップに影響します。

図96. トラックに表示されるトラックの色バーをクリックして、任意のトラックの色を設定

A：トラックの色バー

図97. トラックの色は、トラックビュー、コンソールビュー、インスペクタ、およびクリップの前景色に影響

トラックの色を選択する

1.	トラックビューの左端およびコンソールビューの下部にあるトラックの色バーをクリックします。

2.	トラックの色パレットで、目的の色を選択します。別の色見本を指定すると、色をリアルタイムでプレビューできます。任意の色を設定する場合、その他ボタンをクリックして、目的の色を選択します。初期設定では、トラックの色はそれが割り当てられているバスの色になります。任意の色を使用しない場合、またはバスの色を使用する場合は、バスの設定に従うボタンを押したままにすると表示されるポップアップメニューからデフォルトを選択します。

 

 

ヒント：クイックグループを使えば、複数のトラックの色を同時に変更することができます。そのためには、変更するトラックを選択し、Ctrlキーを押しながら、選択したトラックの色を変更します。選択されたすべてのトラックに同じ色が設定されます。詳細については、クイックグループを参照してください。

トラックの色がデフォルトに設定されている場合、トラックストリップには色が指定されず、クリップには環境設定ダイアログ（編集 > 環境設定 > カスタマイズ > 配色）で指定されているトラックの色が使用されます。

図98. デフォルトのトラックの色は環境設定ダイアログに定義されている

バスストリップの色

バスストリップに色を設定すると、そのバスにルーティングされている、色が指定されていないすべてのトラックに、そのバスと同じ色がデフォルトで指定されます。

たとえば、次の図では、すべてのバスがマスターのバスにルーティングされています。トラック1と2にはカスタムのトラックの色が指定されていて、トラック3から8はデフォルトのトラックの色を使用するように指定されています。マスターのバスに任意の色を設定すると、トラック1と2の色は変わらず、トラック3から8の色はマスターのバスと同じ色になります。

図99. バスの色は、そのバスにルーティングされている、色が指定されていないすべてのトラックにも影響します

A：任意の色のトラック B：バスの色が適用される色指定なしのトラック C：バス

トラックにバスの色を適用しない場合は、編集 > 環境設定カスタマイズ > 配色でトラックの初期設定ボタンをクリックし、バスの設定に従うボタンを押したままにすると表示されるポップアップメニューでデフォルトを選択します。また、個別のトラックを設定してバスの色を無視することもできます（トラックの色を選択するを参照してください）。

 

ヒント：特定のバスにルーティングされているトラックを視覚的に確認するには、一時的にバスに任意の色を設定します。そのバスにルーティングされている、色が指定されていないすべてのトラックが、自動的に同じ色になります。

トラックの色を削除する

トラックに表示されるトラックの色バーをクリックして色パレットを開き、色をデフォルトに設定します。

任意の色を使用する

トラックに表示されるトラックの色バーをクリックして色パレットを開き、その他をクリックして目的の色を指定します。

トラックとバスのデフォルトの色を指定する

新しく作成するすべてのトラックとバスのデフォルトの色を指定することができます。これを行うには、編集 > 環境設定 > カスタマイズ > 配色を選択して、トラックの初期設定ボタンまたはバスの初期設定ボタンをクリックします。

図100. 新しいトラックとバスすべてのデフォルトの色を指定

 

ヒント：初期設定では、クリップの色は、その親トラックと同じ色になっています。クリップインスペクタを使用すると、選択したクリップに、トラックの色とは別の任意の色を指定できます。

関連項目：

カスタマイズ > 配色（詳細表示）

トラックの設定の変更

トラックビュー

コンソールビュー

プロパティインスペクタ > クリップのプロパティ

プロパティインスペクタ > トラックのプロパティ