デジタルオーディオの録音準備

一般的なコンピュータのオーディオデバイス（サウンドカードなど）には、ミニジャックの入出力端子がついています。入力端子にはライン入力端子とマイク入力端子の2つがあり、ライン入力端子はステレオ入力、マイク入力端子はモノラル入力になっています。ギターやマイクの出力端子は、一般的には標準プラグ/標準ジャックになっています。ギターやマイクをオーディオデバイスに接続する場合は、変換ケーブルや変換アダプターを使用してください。

一方、コンプレッサーを多用した現在の音楽において、高いサンプリングレート、ビット数を使用することのメリットはあまりないでしょう。音が出ない場合や、正しく録音できない場合には、コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > ボリュームコントロール（Windows 7の場合）を実行してボリュームコントロールを開き、オーディオデバイスの取扱説明書に従って設定を確認してみてください。

エレキギターをオーディオデバイスに直接接続する

1/4"モノラル-1/8"ステレオアダプタを使用してエレキギターを直接サウンドカードに接続できます。次の図は接続例です。

オーディオデバイスのライン入力端子/マイク入力端子のどちらにつないでもかまいませんが、一般的なエレキギターであれば、マイク入力端子に接続した方がよいでしょう。

エレキギターをエフェクター経由でオーディオデバイスに接続する

次の図のように、エレキギターをエフェクターに接続して、エフェクターの出力をサウンドカードの入力に送信することもできます。

ステレオ出力のあるエフェクターを使用している場合には、ステレオミニプラグ－標準プラグ2というタイプのケーブルを使用してください。エフェクターがプロレベル(+4dBの出力)にあり、カードで+4dB入力をサポートしていない場合、エフェクターの信号を低く設定する必要があります。

ギターアンプの出力をサウンドカードに接続する場合もこの例のようにセットアップを行います。

マイクをオーディオデバイスに直接接続する

マイクをオーディオデバイスに接続する場合は、オーディオデバイスのマイク入力端子に接続します。サウンドカードとともに使用するための低価格マイクには、1/8"ジャックが付属している場合もあります。しかし、より高品質なマイクは、より高品質なケーブルを使用するため1/8"ジャックにはなっていません。次の図では、1/4"プラグを使用するマイクを1/8"入力に接続する例です。

CDラジカセやホームステレオの音をSONARに録音する場合

CDラジカセやホームステレオのライン出力端子と、オーディオデバイスのライン入力端子を接続します。CDラジカセやホームステレオのライン出力端子はRCAピンになっていますので、RCAピン－ステレオミニプラグタイプのケーブルを使用してください。

コンピュータのCD-ROMドライブからSONARに録音する

CD-ROMドライブとオーディオデバイスが、コンピュータの内部で正しく接続されていれば、特に必要な接続はありません。コンピュータの内部で正しく接続されていない場合でも、CD-ROMドライブのヘッドホン出力端子とオーディオデバイスのライン入力端子を接続してください。

ミキサーをオーディオデバイスに接続する

 

メモ：ミキサーにバスが装備されている場合、バスの出力をオーディオデバイスに接続することで無用なフィードバックを防ぐことが出来る場合があります。