DCオフセットの除去

オーディオインターフェースと接続されている機器の組み合わせによっては、直流成分のノイズ（DCオフセット）が混入することがあります。これは聴感上は特に問題になることはありませんが、ミキシング時に意図しない結果をもたらすことがあります。

メモ：DCオフセットを簡単に見つけるには、オーディオファイルの無音部分をズームインします。2.ノーマライズを実行する 3.波形が上下のどちらかに偏っているようなら、DCオフセットノイズが混入している可能性があります。

オーディオファイルからDCオフセットを除去する

1.	オーディオデータを選択し、プロセス > エフェクトの反映 > DCオフセット除去コマンドを実行し、DCオフセット除去ダイアログを開きます。DCオフセット除去ダイアログが表示されます。

2.	以下のオプションを設定後、OKをクリックします。

DCオフセットのスレッショルド[dB]：DCオフセットのスレッショルドを指定します。これ以下のDCオフセットが検出されても除去されません。

分析結果Leftチャンネル[dB]/Rightチャンネル[dB]：LeftチャンネルとRightチャンネルのDCオフセットを別々に表示します。オーディションボタンをクリックすると、オーディション区間のDCオフセット成分を検出し、そのレベルを表示します。

最初の5秒間のみからDCオフセットを推定：これにチェックを入れると、分析が早く終わります。

録音中にDCオフセットを除去する

1.	プロセス > エフェクトの反映 > DCオフセット除去を選択し、DCオフセット除去ダイアログを開きます。

2.	DCオフセットのスレッショルド[dB]で、DCオフセットのスレッショルドを指定します。これ以下のDCオフセットが検出されても除去されません。

3.	編集 > 環境設定 > オーディオ > オプションを選択し、録音時にDCオフセットを除去チェックボックスをオンにしてOKをクリックします。

これにより、録音時にDCオフセットが除去されます。