トランスポーズダイアログ

プロセス > トランスポーズを実行すると、トランスポーズダイアログが開き、MIDI、オーディオのピッチを変更することができます。トランスポーズは、個々のノートイベントのMIDIノートナンバーを書き換えたり、オーディオクリップのピッチシフトを行うことで行われます。このとき負の数値を入力するとピッチが下がり、正の数値を入力するとピッチが上がります。選択したイベントをトランスポーズするを参照してください。

またピッチをダイアトニックキーに基づいた、音階の単位で変更することもでき、このときには現在の調号のメジャースケールに基づいて、上げるまたは下げる単位を数値で指定します。たとえば、調号がCメジャーのときにピッチに1を入力すると、CのピッチのノートイベントはDになり（全音ピッチが上がる）、EのピッチのノートイベントはF（半音ピッチが上がる）になります。このようにダイアトニックキーによるピッチのトランスポーズはオリジナルのキーに沿った値で音階が変化します。

オーディオクリップをトランスポーズする際に、同時に選択されているMIDIクリップに合わせてトランスポーズするかどうかを、オプションで選択することができます。オーディオクリップのトランスポーズはピッチシフトによって行われます。オーディオクリップのトランスポーズを行う場合は、変更できるピッチは上下1オクターブまで（-12～+12）となり、長音階によるトランスポーズを使用することはできません。

トランスポーズダイアログには以下の設定項目があります。

値

トランスポーズの量を、半音単位で指定します（全音単位にチェックを入れていないとき）。全音単位にチェックを入れているとき、単位は長音階上の音数になります。

全音単位

プロジェクトの調号に従った、長音階の単位でトランスポーズします。

オーディオもトランスポーズ

半音単位で指定してください。

タイプ：オーディオデータのタイプを指定します。（SONAR Platinumのみ）。

フォルマントスケーリング：指定可能な範囲は-2.000～2.000オクターブです。（SONAR Platinumのみの機能）フォルマントスケーリングは、ピッチシフトによる声質の変化を補正します。フォルマントスケーリングは、ピッチシフトによる声質の変化を補正します。タイムストレッチで声質が変わってしまうような場合には、この値を調整してみてください。

 

関連項目：

選択したイベントをトランスポーズする