オーディオの長さを変更ダイアログ

プロセス > オーディオの長さを変更を実行すると、選択範囲を「小節：拍：ティック」または「時：分：秒：フレーム」で設定された特定の時間で終了するように伸縮させるための、タイムにフィットダイアログが開きます。これは、テンポチェンジまたはイベントのタイムそのものを変更します。イベントのタイムを変更するか、テンポマップを変更するかを選択することができます。このコマンドはプロジェクトの一部を正確な長さに合わせる際に有効です。選択範囲の始点タイムは変更されませんが、終点タイムは必要に応じた時間間隔に合わせて変更されます。

オーディオは4倍または4分の1まで伸縮することができます。言い換えると、縮める場合は元のサイズの25%まで、引き延ばす場合には元のサイズの400%まで指定できます。オーディオストレッチを選択する場合には、変更比率は元の長さの25%から400%の間になるよう設定してください。

このダイアログには、以下の設定項目があります。

対象となる範囲

現在選択している範囲の始点と、終点が表示されます。フォーマットボタンをクリックすると、表示形式を変更することができます。

終点値を新規タイムに調節

変更後の終点を指定します。

修正方法

終点の位置を変更するために、どのパラメーターを修正するのかを指定します。通常は、各イベントと小節の関係を維持するために“テンポマップ”を指定します。

テンポマップ：テンポを変更することで、終点を新規タイムに変更します。各イベントと小節線の関係は、変更後も維持されています。

イベントタイム：各イベントの位置を変更することで、終点を新規タイムに変更します。選択範囲内のテンポは変更されません。

オーディオストレッチ：終点を新規タイムにあわせるために、オーディオデータの長さも変更します。ただしグルーブクリップはストレッチできません。

タイプ（オーディオストレッチにチェックを入れた場合にのみ使用可）：（SONAR Platinumのみの機能）単一のボイスまたはインストゥルメントであるか、グループのインストゥルメント（アンサンブルや和音）であるか、どれぐらいの時間を処理にあてるかに応じてオプションを選択します。複数のトラックを処理する場合、品質を良くするには処理時間を長くします。

フォルマントスケーリング（オーディオストレッチにチェックを入れた場合にのみ使用可）：（SONAR Platinumのみの機能）指定可能な範囲は-2.000～2.000オクターブです。フォルマントスケーリングは、ピッチシフトによる声質の変化を補正します。タイムストレッチで声質が変わってしまうような場合には、この値を調整してみてください（Producer Editionのみ）。

フォーマットボタン

タイムの表示をMBT（小節：拍：ティック）とSMPTEとで切り替えます。

 

関連項目：

長さを指定して伸縮させる方法

イベントの伸縮

グルーブクリップの使い方