クリップ

クリップとは、トラックのオーディオまたはMIDIデータを区切った一部です。トラック上の縦線が各クリップの始点および終点を表します。クリップをクリックすると、ハイライト表示になり、選択できます。クリップを選択すると、コピー、新規の場所へのドラッグによる移動、削除、および編集メニューのコマンドを使用しての変更が可能になります。クリップはどのサイズでもかまいません。ドラムパターンなど反復が可能な、正確な数のビートおよび小節を持つ特殊なクリップはループと呼ばれます。クリップは、イベントとも呼ばれます。トラックには、クリップが存在しない（データがない）、1つのクリップ（トラックのデータが1つのクリップに存在する）、または複数のクリップが存在する場合があります。トラックに多数のクリップが存在するとコンピュータの処理時間が増します。

次の図では、分割ツールがトラック1のオーディオを3つのクリップに分割するため使用されています。キーボードのF8を押すと分割ツールが有効になり、カーソルが小さなはさみの形状をしたアイコンに変わります。分割ツールを有効にしたら、トラックデータのクリップの分割したい箇所でクリックします。

A：クリップ

クリップをドラッグおよび/またはコピーすることによりオーディオおよびMIDIトラックのサウンドのアレンジを変更できます。クリップの動作の精度はスナップボタン によって決定され、これはコントロールバーのスナップモジュールで設定できます。その他のスナップ設定にアクセスするには、編集 > 環境設定 > カスタマイズ > スナップオプションを選択します。次の図では、トラック1のクリップは逆順になるよう移動されており、Three Blind Miceの最初の3つのノートは、Mice Blind Threeの順序となっています。

A：Mice B：Blind C：Three

関連項目：

トラックごとに再生する

楽器、オーディオ機器、またはマイクをサウンドカードに接続する

インプットを選択する

オーディオの録音

オーディオインターフェース（サウンドカード）とドライバ

MIDI