テイクレーン

テイクレーンは、重なっているクリップをトラックで表示および編集するもう1つの方法です。同じトラックに複数のテイクを録音すると、クリップが重なります。テイクレーンは、トラックごとに展開と折りたたみができます。展開すると、親トラックの下にテイクレーンがインデントで表示されます。テイクレーンは作成、非表示、削除ができ、各トラックのレーン数に制限はありません。

テイクレーンには次のような多くの利点があります。

クリップデータの可視性の向上。

トラックストリップの画面の煩雑さを軽減。

各テイクを瞬時にミュート/ソロにできる。

多くの異なるテイクから最終的な1つのテイクを作成するための優れたワークフロー。

トラックのテイクレーンを表示するには、そのトラックのテイクレーンボタン をクリックします。

図138. テイクレーンが折りたたまれます。

図139. テイクレーンが展開されます。

A：親トラック B：テイクレーン

テイクレーンに分けて表示された状態では、クリップごとにミュートすることができ、素早くベストテイクを選ぶことができます。

ループ録音で全テイクを1つのトラックに保存した場合は、ミュートツールやオーディション（選択データのみ再生）を使って、特定のクリップだけを再生させることもできます。

トラックのテイクレーンボタン を有効にすると、次のいずれかにあてはまる場合、トラックのクリップが別個のレーンに分かれて表示されます。

コンピングまたはサウンドオンサウンドのループ録音を使用して、複数のテイクを1つのトラックに保存することができます。

既にデータがあるトラックにサウンドオンサウンドで録音したとき。

重なり合っているクリップがトラックに少なくとも1つ含まれてます。

関連項目：

テイクレーンコントローラ

テイクレーンの使用

コンピング