シンセを録音または演奏する際に、ディレイまたはレイテンシが発生する

MIDIインプットやインプットモニターでディレイが発生しないようにするには、SONARのオーディオ設定を調整する必要があります。

1.	編集 > 環境設定 > オーディオ > デバイスの設定を選択します。

2.	バッファサイズスライダーを小（応答速度重視）の方向に調節します。

ASIOドライバを使用している場合は、バッファサイズスライダーが無効になります。その場合にバッファサイズ/レイテンシの設定を調節するには、サウンドカード独自のコントロールパネルを使用する必要があります。ASIOパネルボタンをクリックします。これにより、サウンドカード独自のコントロールパネルが開きます。ASIOパネルボタンをクリックしてもデバイスのコントロールパネルが開かない場合は、Windowsのコントロールパネルまたはタスクバーから開いてみてください。

結局、バッファサイズが小さくなるほど、レイテンシの量は少なくなります。バッファサイズを10ミリ秒以下にできれば、認識できるほどのディレイはなくなるはずです。ディストーションまたはオーディオのドロップアウトが発生する場合は、バッファサイズを大きくして安定させてください。

その他、レイテンシ関連の動作を改善するための推奨事項を次に示します。

WDMドライバを使用している場合

1.	ハードウェアに付属のディスクに含まれていたものではなく、サウンドカード製造元のWebサイトから取得した最新のドライバをインストール済みであることを確認します。製造元ではドライバが常に更新されており、より安定性の高い新しいドライバが提供されている可能性があります。

2.	初期設定では、SONARはWDMドライバモードにアクセスしようとしますが、このドライバモードでは、ビルトインのサウンドカードにトラブルが発生することも少なくありません。コンピュータに内蔵されているビルトインのサウンドカードについては、多くの場合、WASAPI 排他ドライバをお勧めします。

3.	編集 > 環境設定 > オーディオ > オプションでMME（32-Bit）ドライバモードへの切り替えが強制される場合、レイテンシを最小限に抑えることができない可能性があります。その場合は、www.cakewalk.com/Support/Knowledge-Base/2007013101/Open-Audio-Hardware-Guideで追加情報を入手してください。

DMAバッファサイズについて

ほとんどのハイエンドカードについては、専用のコントロールパネルまたはミキシングソフトウェアでDMAバッファサイズの設定を変更できます。

バッファサイズを小さくしてから、その変更を有効にするために、編集 > 環境設定 > オーディオ > デバイスの設定でオーディオデバイスの確認ボタンをクリックする必要があります。

メモ：ASIOドライバを使用している場合、オーディオデバイスの確認ボタンは使用できません。

ASIOドライバを使用している場合

1.	デバイスにASIOドライバが付属している場合は、編集 > 環境設定 > オーディオ > オプションを選択し、ドライバモードをASIOに変更します。

2.	編集 > 環境設定 > オーディオ > デバイスの設定を選択し、ASIOパネルボタンをクリックします。これにより、サウンドカード独自のコントロールパネルが開きます。ASIOパネルボタンをクリックしてもデバイスのコントロールパネルが開かない場合は、Windowsのコントロールパネルまたはタスクバーから開いてみてください。

3.	レイテンシ関連の動作を改善するには、バッファサイズ設定を小さくします。

コンピュータの内蔵サウンドカードを使用している場合

内蔵サウンドカードは普通、一般的なメディア再生用に設計されており、必ずしも録音用には最適化されていないため、内蔵サウンドカードでは低レイテンシ設定を実現できないことがあります。

推奨されるオーディオカードの一覧と追加情報については、次のリンクを参照してください。

www.cakewalk.com/Support/Knowledge-Base/2007013101/Open-Audio-Hardware-Guide

www.cakewalk.com/Support/Knowledge-Base/2005273/What-audio-hardware-do-I-need

 

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