MIDI再生が聞こえない

症状：プロジェクト（.cwp）またはMIDIファイル（.mid）を再生しようとすると、再生レベルメーターが動き、タイムラインがスクロールしますが、スピーカーやヘッドフォンからサウンドが聞こえません。

解決方法：MIDI再生が聞こえるようにするには、MIDIトラックをプラグインシンセ（挿入 > プラグインシンセ）、ハードウェアシンセサイザー、またはMicrosoft GS Wavetable Synthにルーティングする必要があります。

プラグインシンセ（DXi、VSTi）のセットアップ

サウンドカードまたはオーディオインターフェースでWDMまたはASIOドライバがサポートされている場合は、これらのドライバモードで使用できないMicrosoft GS Wavetable Synthではなく、シンセとしてDXiまたはVSTiバーチャルインストゥルメントを使用する必要があります。

1.	挿入 > プラグインシンセ > DirectX > Cakewalk TTS-1（またはその他の使用可能なプラグインシンセ）を選択します。

プラグインシンセの挿入オプションダイアログが表示されます。

2.	以下のオプションを選択して、OKボタンをクリックします。

インストゥルメントトラック

ソース用MIDIトラック

マスターアウト用オーディオトラック

シンセのプロパティページ

シンセラックビュー

前回と同じアサイナブルコントローラを使う

毎回このダイアログを表示する

3.	OKをクリックします。

Cakewalk TTS-1がプロジェクトに追加されます。シンセにフォーカスがある状態でF1キーを押すと、このシンセに関するオンラインヘルプを開くことができます。

4.	トラックインスペクタを開き（表示 > インスペクタを選択するかIキーを押す）、下部にあるイン/アウトセクションのアウトプットコントロールをクリックして、Cakewalk TTS-1を選択します。すべてのMIDIトラックに対してこの手順を繰り返します。

ヒント：クイックグループを使えば、すべてのトラックを同じアウトプットに素早く割り当てることができます（クイックグループを参照してください）。そのためには、Ctrl+Aキーを押してすべてのトラックを選択し、Ctrlキーを押しながら、トラックを特定のアウトプットに割り当てます。同じ種類（MIDIまたはオーディオ）のすべてのトラックが同じアウトプットに割り当てられます。

プラグインシンセの使用方法の詳細については、チュートリアル4：ソフトウェアインストゥルメントの再生および録音およびプラグインシンセを参照してください。

内蔵サウンドカードによる再生

コンピュータに内蔵されたサウンドカードがある場合は、Windowsに統合されているMicrosoft GS Wavetable Synthを介してMIDIが再生されるようにSONARを設定することができます。

1.	編集 > 環境設定 > オーディオ > オプションを選択します。

2.	ドライバモードをWASAPI 排他に変更し、適用をクリックします。

3.	SONARを再起動します。Wave Profilerにより、ハードウェアの確認が行われます。

4.	編集 > 環境設定 > MIDI > デバイスの選択を選択します。

5.	出力で、Microsoft GS Wavetable S/W synthを選択し、OKをクリックします。

外部MIDIシンセのセットアップ

1.	MIDIシンセまたはモジュールがコンピュータに接続（通常は、USB経由またはMIDIケーブル経由で外部オーディオデバイスに接続）されていることを確認します。インターフェースのMIDI出力ポートを外部MIDIシンセのMIDI入力ポートに接続し、インターフェースのMIDI入力ポートを外部MIDIシンセのMIDI出力ポートに接続します。USB対応シンセの場合は、USBハブではなく個別のUSBポートにUSBケーブルが接続されていることを確認します。

2.	編集 > 環境設定 > MIDI > デバイスの選択を選択し、MIDI入力リストとMIDI出力リストでMIDIインターフェースを選択して、選択したデバイスをトップへ移動をクリックします。

3.	この時点ではコンピュータのオーディオインターフェースではなくMIDIパフォーマンスが再生されるため、スピーカーまたはヘッドフォンが外部MIDIシンセに接続されていることを確認します。一番良いのは、キーボード/シンセのオーディオ出力をオーディオインターフェースのライン入力端子（または入力チャンネル）に接続することです。こうすると、後でMIDIをオーディオとして録音することができます。

4.	外部MIDIシンセはマルチティンバーモードにし、ローカルコントロールを無効にしておく必要があります。ローカルコントロールとは、キーボード固有の設定であり、多くの場合はキーボードまたはシンセ内の設定メニューやオプションメニューに含まれています。

シンセモジュールまたはハードウェアシンセ（MIDIコントローラではなく）を使用している場合、SONARでバンクとパッチが名前で表示されるようにするには、インストゥルメント定義を使用します。

インストゥルメント定義をSONARにインポートするには、次の手順を実行します。

1.	編集 > 環境設定 > MIDI > インストゥルメント定義を選択します。

2.	定義ボタンをクリックして、インストゥルメントと名前の定義ダイアログを開きます。

3.	インポートボタンをクリックして、インストゥルメント定義のインポートダイアログを開きます。

4.	お使いの音源のメーカーのインストゥルメント定義を含んだ.insファイルを選択して、開くをクリックします。ファイル内のすべてのインストゥルメント定義が一覧表示されます。

5.	リストから1つまたは複数のインストゥルメントを選択し、OKをクリックします。

6.	インストゥルメントと名前の定義ダイアログの閉じるボタンをクリックします。

インポートしたインストゥルメント定義が、インストゥルメントの割り当てダイアログの使用するインストゥルメント定義リストに表示されます。

メモ：チャンネル10をドラムインストゥルメント定義ファイルにルーティングすることが必要になる場合があります。ドラムインストゥルメント定義ファイルが使用できない場合、すべてのチャンネルが単一の定義にルーティングされます。

7.	シンセにルーティングする各MIDIトラックのチャンネル、バンク、およびパッチを設定します。サウンドまたはパッチが異なるすべてのMIDIトラックを別々のチャンネルに設定する必要があります。

 

SONARでMIDIデータを再生する方法の詳細については、チュートリアル4：ソフトウェアインストゥルメントの再生および録音を参照してください。

 

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