MTC同期に関するトラブルシューティング

MTC同期の一般的な問題点に対する防止策および解決策を次の表に示します。

 

表 234.  

問題点	対処方法
ストライピングが正しくない	正しいタイムコードが記録されていることを確認してみてください。
MIDIインターフェースがMTCを生成しない	MIDIインターフェースのユーティリティなどを使って、タイムコードを正しく受信しているかを確認してみてください。MIDIインターフェースがMTCを生成できる状態になっていることを確認してください。
フレームレートが誤って設定されている	同期させる外部機器のフレームレートは、SONARで設定したフレームレートと一致しなくてはなりません。SONARで設定することのできるフレームレートは、MIDIタイムコード（MTC）による同期を参照してください。
プロジェクトのオフセットが誤って設定されている	SONARで設定したプロジェクトのオフセットと、外部機器のオフセットまたはテープ上のタイムコードの始点タイムとを一致させます。
SONARが正しく設定されていない	SONARをMTCのスレーブにするに記載されている手順を確認します。
プロジェクトのオーディオ再生が徐々にずれる	タイムコードに同期の場合、しだいに同期から離れてしまうことがあります。
タイムコード終了後最大1秒間再生が続く（スレーブ時）	タイムコードリーダーのなかには、再生に影響を与えることなく、最大1秒のずれに耐えることができるものもあります。マスターになる機器を停止してタイムコードが途絶えた時、それがずれやエラーではないことをリーダが認識して、SONARにタイムコードの終了を知らせるまでに、停止後1秒かかります。これによって、MTC同期に支障をきたすことはありません。