Sysxに関する初期化ファイルの設定

TTSSEQ.INIファイルには、システムエクスクルーシブメッセージの送信、受信の設定に関する記述があります。システムエクスクルーシブを使っていて問題が生じたときには、これらの設定を変更することで問題を解決できるかもしれません。

以下の設定は、[Options]セクションに入力します。このファイルを編集するときは、Windowsのメモ帳を使います。このファイルに変更を加えても、SONARを次に起動するときまで、その変更は有効になりません。

SysxSendDelayMsecs=n

システムエクスクルーシブは、ひと固まりずつのデータ（パケット）にして送信されます（通常1つのシステムエクスクルーシブメッセージを1パケットとします）。この設定はパケットの間におく送信間隔（nミリ秒）を指定します。ただし、SysxDelayAfterF7=0でない場合に限ります。SysxDelayAfterF7=nは、パケット間につける時間差を指定するのに対し、SysxSendDelayMsecs=nはパケットを送出する間隔を指定します。

n = 60 初期設定（ミリ秒）

SysxDelayAfterF7=n

システムエクスクルーシブメッセージとは、MIDI音源のメーカーがそれぞれの製品について定める固有のデータです。この設定はパケットの間に送信間隔をおくかどうかを指定します。送信間隔をおくことにより、システムエクスクルーシブメッセージの送信が遅れ、MIDI音源に受信する余裕を与えます。

設定できる値は0または1です。これらの値の意味は次のとおりです。

n = 0 送信間隔なし

n = 1 各パケットの間に送信間隔をおく。

SysxSendPacketSize=n

システムエクスクルーシブイベントを録音する前に、オプション > グローバルのMIDIタブで、システムエクスクルーシブをチェックします。この設定はパケットの最大サイズをバイト単位で指定します。小さい値に設定して、長いシステムエクスクルーシブメッセージを分割して送信することにより、スピードの遅いMIDI音源の内部バッファのオーバーフローを防ぐことができます。

n = 1024 初期設定（バイト）

 

関連項目：

トラブルシューティング

システムエクスクルーシブについて