Sysxバンクの作成、取り込み

SONARにSysxバンクを取り込むには、いくつかの方法があります。

Sysxバイナリファイル（.syx）を読み込む。

空白のSysxバンクを手動で編集する。

外部MIDI機器からシステムエクスクルーシブを送信し、SONARに取り込む。

Sysxバイナリファイル（.syx）を読み込む方法

1.	Sysxビューで、空白のバンクを選択します。

2.	Sysxビューのファイルメニューをクリックし、開くを選択します。

開くダイアログが開きます。

3.	Sysxバイナリファイルを選択して、開くをクリックします。

Sysxバイナリファイルの内容が、Sysxバンクに読み込まれます。このSysxバンクを自動送出に設定するときは、このSysxバンクを選択してSysxビューの設定メニューをクリックし、自動送出 オン/オフを選択します。自動送出に設定されたSysxバンクの自動コラムにはチェックマークが表示されます。

空白のSysxバンクを手動で編集する

1.	Sysxビューで、空白のSysxバンクを選択して編集メニューをクリックし、編集を選択するか、または空白のSysxバンクをダブルクリックします。

システムエクスクルーシブの編集ダイアログが表示されます。

2.	メッセージを編集します。メッセージはF0で始まり、F7で終わるようにします。メッセージの内容は、お使いのMIDI機器の取扱説明書を参照してください。

3.	入力が終わったら、OKをクリックします。

入力されたメッセージが、SysxバンクとしてSysxビューに表示されます。必要なら、バンクに名前を付け、自動送出、出力先を設定してください。プロジェクトを保存します。

外部MIDI機器から送信したシステムエクスクルーシブをSONARに取り込む

1.	編集 > 環境設定 > MIDI > 録音/再生で、システムエクスクルーシブチェックボックスをオンにします。これにより、システムエクスクルーシブが録音されるようになります。

2.	Sysxビューで、空白のSysxバンクを選択します。

3.	Sysxビューのファイルメニューをクリックし、受信を選択します。

システムエクスクルーシブの受信ダイアログが表示され、現在使用可能なダンプリクエストマクロが表示されます。これらのダンプリクエストマクロ（DRM）は、それぞれ機種固有のものです。

4.	次のいずれかを実行します。

リストの中から、お使いのMIDI機器の名前が付いているものを選択し、OKをクリックします。

リストの中に適当なものがないときは、インストゥルメント側でダンプ開始を選択してOKをクリックします。Sysx受信ダイアログが表示されたら、MIDI機器から、システムエクスクルーシブメッセージを送信します。MIDI機器側からシステムエクスクルーシブメッセージを送信すると、SONARで受信したバイト数がダイアログに表示されます。

5.	DRMによっては、さらにいくつかのダイアログが表示されることがあります。

パッチ番号：個々のパッチや設定を要求するように書かれたDRMがこのメッセージを表示しますので、ダンプしたいパッチを指定します。

チャンネル/ユニットナンバー：ほとんどの音源がシステムエクスクルーシブチャンネルやユニットナンバーを持っています。これは、全く同じ音源を複数台使っていて、それぞれ独立したシステムエクスクルーシブを送信したい場合に使用するものです。設定に関しては音源の取扱説明書を参照してください。

MIDI機器側からシステムエクスクルーシブメッセージを送信すると、SONARで受信したバイト数がダイアログに表示されます。2、3秒経過してもカウントが0のままなら何か問題があるはずです。音源がMIDIインターフェースに一方向しか接続されていないか、DRMの質問に対して間違った答え方をしている可能性があります。キャンセルをクリックして取り消してください。何らかのデータを受信すると、バイト数がバンクリスト内に表示されます。

6.	カウントが増えなくなったところで、実行をクリックします。ただし、送信終了のメッセージを受け取ったときは、受信も自動的に終了します。

これで、現在選択しているバンクに、受信したシステムエクスクルーシブデータが保管されます。受信したSysxバンクを選択して編集 > 名前をクリックすると、Sysxバンクに名前を付けることができます。

 

関連項目：

Sysxバンクの編集

Sysxビューのメニュー

 

メモ：SONARのライブラリアンは、ハンドシェイクダンププロトコルを使用する音源に対応していない場合があります。こうした音源の中には、ハンドシェイクの代わりに普通のダンプを行う機能を持っているものもありますが、そうでないものもあります。