トラックのモノ/ステレオ切り替え

SONARのモノ/ステレオ切り替えボタン は、トラックインスペクタおよびコンソールビューの各トラックにあります。モノ/ステレオ切り替えボタンはトラックのデータを強制的にモノ/ステレオに切り替えますが、トラックのパンは通常どおり機能します。モノ/ステレオ切り替えボタン は、トラックのプラグインよりも手前で処理されます。モノ/ステレオ切り替えボタンにより、ステレオトラックでモノのプラグインを使用することも、あるいはモノのトラックでステレオのプラグインを使用することも可能になります。

モノ/ステレオの切り替え

メモ：ステレオのトラックにモノのエフェクトを使用すると、ステレオとしての情報がなくなってしまいます。通常はステレオのエフェクトを使用する事をお勧めします。

1.	トラックインスペクタまたはコンソールビューを開きます。

2.	トラックのモノ/ステレオ切り替えボタン をクリックし、状態を変更します。

ボタンが点灯しているときは、ステレオでトラックがストリーミングされます。

ボタンが点灯していないときは、モノラルでトラックがストリーミングされます。

メモ：トラックのFXラックの最初のエフェクトがモノプラグインの場合、トラックのモノ/ステレオの切り替えボタンをステレオに設定することはできません。

モノのオーディオクリップは特定の条件で3dB大きくなる

トラックのアウトプットのステレオ/モノの設定がモノになっているとき、以下に挙げる特定の条件が重なると、モノのオーディオクリップのレベルは3dB大きくなります。

トラック内にステレオクリップとモノクリップが混在しているとき

トラックのインプットにシンセが設定されているとき（シンセトラック）

トラックが録音待機状態、またはインプットモニターが有効になっているとき

トラックのアウトプットの設定がモノであり、かつトラック内のデータもしくはトラックに入力されるデータにステレオのデータが含まれている場合、モノのオーディオクリップのレベルは3dB大きくなります。

ステレオのトラックでモノラルのVSTプラグインを使うとオーディオの同期がとれなくなる

ステレオのトラックでモノラルのVSTプラグインを使うとオーディオの同期がとれなくなります。左チャンネルには遅延補償されたエフェクト処理済みのサウンドが、右チャンネルにはエフェクト処理されていないサウンドが入力されます。

左チャンネル：ウェット（少しディレイがかかる）

右チャンネル：ドライ

モノラル出力のVSTプラグインを使用するときは、VSTプラグインのプロパティページでモノラルで使用のオプションをオンにしてください。

メモ：モノラルで使用は、デフォルトで有効になっています。モノラル出力のVSTプラグインを使用しているSONARで作られたプロジェクトを正しく再生できない場合は、モノラルで使用をオフにしてみてください。

 

関連項目：

トラックの設定の変更