エフェクトのグローバルなバイパス

SONARでは、プロジェクト内のすべてのオーディオをグローバルにバイパスすることができます。また、特定のカテゴリ（トラック、バス、またはクリップ）のエフェクトのみをバイパスするように選択することもできます。

グローバルエフェクトのバイパスでは、以下の動作が可能です。

（A/B）のウェットとドライのミックスをすばやく比較します。

バーチャルインストゥルメントまたはインプットモニタートラックのトラッキング時にレイテンシによって引き起こされる遅延補正を避けるために、すべてのインラインのプラグインの遅延補正（PDC）エフェクトを一時的にバイパスします。

CPU消費電力を一時的に低減します。

SONARは、エフェクトレベルごとにエフェクトをバイパスする（エフェクトバイパス）機能だけでなく、FXラックレベルでエフェクトをバイパスする（FXラックバイパス）機能も備えています。エフェクトをグローバルにバイパスおよびバイパス解除するときは、既存のエフェクトおよびFXラックのバイパス状態がすべて保存されます。

このグローバルなバイパス状態にあるときは、個別のエフェクトを選択的にバイパス解除することができ、ミックス内の単一のエフェクトを簡単に視聴することができます。

メモ：グローバルにバイパスすることができるのは、オーディオFXのみです。MIDI FXはバイパスできません。

プロジェクトにあるすべてのオーディオエフェクトをグローバルにバイパスする

 

メモ：この機能はSONAR Home Studioでは使用できません。

次のいずれかを実行します。

コントロールバーのミックスモジュールにあるすべてのオーディオエフェクトをバイパスボタン をクリックします。

Eキーを押します。

アクティブなプロジェクトにあるすべてのオーディオエフェクトを一時的にバイパスします。オーディオエフェクトを元の状態に戻すには、すべてのオーディオエフェクトをバイパスボタン を再度クリックします。

メモ：すべてのオーディオエフェクトをバイパスは、単に一時的な切り替えであり、プロジェクトに保存されません。

図375. ミックスモジュール

すべてのトラック、バス、またはエフェクトをグローバルにバイパスする

1.	どの種類のエフェクトをバイパスするか決定し（トラック、バス、またはクリップ）、該当するFXラックが1つ以上表示されていることを確認します。

2.	FXラックを右クリックし、ポップアップメニューから同グループのラックをバイパスを選択します。

元となるFXラックと同じ種類のすべてのFXラックがグローバルにバイパスされます。FXラックを元の状態に戻すには、同グループのラックをバイパスオプションを切り替えます。