デジタルオーディオのルーティングとミキシング

どのオーディオトラックでも、ボリュームの前後（プリ/ポスト）で分岐して、1つまたは複数のバスへ送信（センド）することができます。バスはいくつのオーディオトラックからでも入力することができます。各トラックのデータはバスへ送信される途中で各トラックのセンドレベル/センドパンを通ります。これを次の図に示します。

A：センドオンボタン：センドを使用するときはオンにする B：プリフェーダー：バス1へのアウトプットレベルはトラックのボリュームフェーダーの影響を受けない C：ポストフェーダー：バス2へのアウトプットレベルは、トラックのボリュームフェーダーの影響を受ける D：このトラックはバス1とバス2にルーティングされる

各バスのオーディオは、インプットゲインとインプットパン（ハードウェア出力のチャンネルストリップにはありません）を通り、プラグインエフェクトで処理され、ボリュームとパンを通り、指定された他のバスまたはハードウェア出力へ、ステレオで送信されます。バスにセンドを挿入し、他のバスに出力することも可能です。

各ハードウェア出力はチャンネルフォーマット欄の設定に従って、1つのモノトラック（モノ）、1つのステレオトラック（ステレオ）または2～8のモノトラック（スプリットモノ）にミックスすることができます。最後に、データが各メインのマスターボリュームフェーダーを通り、オーディオデバイスに出力されます。

 

関連項目：

ハードウェア出力

オーディオ信号の流れ

ステレオバス