スタジオウェアの使い方

すべてのスタジオウェアはコントローラと情報表示部分で構成されています。コントローラは、外部のMIDI機器のつまみ、ボタン、スライダーをソフトウェアで表したものです。画面上のコントローラを動かすことで外部MIDI機器のコントローラを調節することができます。必要に応じて、外部機器のコントローラを動かすと画面上のコントローラも調節されるようにスタジオウェアを設定することもできます。トラックのパラメーターの変更など、SONARの他の機能を実行するためのコントローラを設定したスタジオウェアもあります。

スタジオウェアは多くの機種のコントロールに使用でき、また各スタジオウェアは特定のアプリケーションやハードウェア環境用に構成されているため、個々のスタジオウェアの操作についてをここで説明することは不可能です。その代わりに、ここでは、各コントローラの操作方法を説明します。

ほとんどのスタジオウェアには、ボタン、つまみ、スライダーの、3タイプのコントローラがあります。さらに、LED、メーター、テキスト、イメージを含んだスタジオウェアもあります。コントローラの表示はスタジオウェアごとに大きく異なります。サイズの違うものも、独自のスタイル、ビットマップ、配色で設計されているものもあります。また、スライダーも縦についているもの、横についているものなどさまざまです。

ボタン、スライダー、つまみの値を調節するには、いろいろな方法があります。

 

表 241.  

変更するもの	操作方法
ボタンの状態	ボタンをクリックします。
スライダーの値	変更したいスライダーの位置をクリックしてその位置に動かすか、スライダーをつかんで変更したい位置までドラッグします。
つまみの値	変更したいつまみの外端をクリックしてその位置に動かすか、つまみの外端をつかんで円を描くように変更したい位置までドラッグします。

キーボードを使ってつまみやスライダーの値を変更する場合は、まずコントローラを選択する必要があります。

数値表示またはラベルのあるコントローラを選択する場合は、値またはラベルをクリックします。

数値表示のないコントローラを選択する場合は、注意しながら現在のコントローラの位置でクリックします。現在のコントローラの位置でクリックしなかった場合、コントローラはマウスのクリックによって値を変えます。

キーボードを使ってつまみやスライダーを調節する:

-キーまたは+キーを押して選択したコントローラの値を最小単位ずつ増減させます。

[キーまたは]キーを押して選択したコントローラの値を10ステップずつ増減させます。