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デバイスの設定セクションでは、オーディオのタイミングマスタデバイス、初期設定のサンプリングレート、およびその他のオーディオ設定を指定できます。
デバイスの設定セクションには、次の設定項目があります。
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再生タイミングマスタ:再生用に複数のオーディオデバイスを使用している場合、どのオーディオデバイスで再生タイミングをコントロールするかを指定します。
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録音タイミングマスタ:録音用に複数のオーディオデバイスを使用している場合、どのオーディオデバイスで録音タイミングをコントロールするかを指定します。
オーディオデバイスのビット数:再生のためにオーディオハードウェアとの通信に使用する、サンプルあたりのビット数を決定します。ここで設定する値は、使用しているハードウェアで対応されている必要があります。SONARでは、16、18、20、22、24から選択することができます。
メモ:デバイスのビット数を16より大きくした場合は、編集 > 環境設定 > オーディオ > オーディオプロファイルで、16ビット超のオーディオデータ欄の値も適切に設定する必要があります。
64ビット倍精度エンジン:このオプションをオンにすると、ミキシングエンジンが64ビット精度(倍精度浮動小数点)で処理をするようになります。プラグインのインターフェースや、ディザリングも64ビットに対応しています。SONARでは、64ビットデータに対応しているプラグインのすべてで64ビットデータのやりとりができます。64ビットミキシングエンジンを使用している場合でも、従来の32ビット対応プラグインも使用できます。
ステレオパンニング設定:この設定は、プロジェクトの新規作成時のステレオパンニング設定を変更します。プロジェクトのステレオパンニング設定は、ファイルの情報ダイアログボックス(プロジェクト > 情報コマンド)で確認することができます。パンの効き方を、以下の6種類のカーブから選択します。
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(デフォルト)0 dB center, sin/cos taper, constant power:センターでは0dB(原音と同じレベル)の信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは+3dBになります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。
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-3dB center, sin/cos taper, constant power:センターでは-3dBの信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは0dB(原音と同じレベル)になります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。
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0dB center, square-root taper, constant power:センターでは0dB(原音と同じレベル)の信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは+3dBになります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。
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-3dB center, square root taper, constant power:センターでは-3dBの信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは0dB(原音と同じレベル)になります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。
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-6dB center, linear taper:センターでは-6dBの信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切ると、一方のチャンネルは0dB(原音と同じレベル)になります。パンの全域にわたって、両チャンネルのパワーの和は一定に保たれます。
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0dB center, balance control:センターでは0dBの信号が両チャンネルに送られます。右/左いっぱいまで振り切っても、一方のチャンネルは0dBのままです。
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Dimソロゲイン:Dimソロモードでは、ソロになっていないオーディオトラックまたはバスが小さい音量で聞こえるようにします。デフォルトのゲインリダクションは-6dBですが、-12dBまたは-18dBに設定することもできます。DIMソロの詳細については、Dim Soloモードを参照してください。
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サンプリングレート:サンプリングレートでは、新規作成するプロジェクトで使用するオーディオデータのサンプリングレートを指定します。一度録音またはファイル > インポート > オーディオでプロジェクトにオーディオが追加されたら、そのプロジェクトでのオーディオファイルのサンプリングレートを変えることはできません。したがって、ファイル > 新規作成で新しいプロジェクトを作成したら、すぐにここでサンプリングレートを決めておかなければなりません。
オーディオデバイスがサポートしていれば、どのサンプリングレートでも選択することができます。メモ:ほとんどのオーディオデバイスでは、同じ曲内で使用するデジタルオーディオデータは同じサンプリングレートでなければなりません。一部の専用システムでは、異なるサンプリングレートのオーディオを同時に扱うことができますが、SONARでは同じサンプリングレートのオーディオしか扱えません。インプットとアウトプットで異なるサンプリングレートをサポートするサウンドカードを使用する場合、SONARは異なるインプットとアウトプットを異なるデバイスとして認識します。
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再生バッファ数:オーディオデバイスとの送受信用に用意するバッファの数を指定します。この値を小さくするとレイテンシが短くなりますが、音切れやドロップアウトを起こす危険性が増加します。
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バッファサイズスライダー:このコントロールでは、バッファサイズを手動で調節することができます。左側に寄せるほどレイテンシが短くなりますが、音切れやドロップアウトを起こす危険性が増します。一般的に、レガシ(MME)ドライバよりも、WDMドライバやASIOドライバを使用するほうが、このスライダーを小さく設定したときの音切れやドロップアウトが発生しにくくなります。設定可能な最小値は、お使いになるオーディオデバイスの仕様やドライバの設定によって左右されます。
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