Tabキーでプロジェクト内を移動

TabおよびShift+Tabキーを使用すると、オーディオトランジェントやMIDIノートイベントにジャンプできます。タブ表示は、トランスポートが進行中でない場合にのみ可能です。

Tabキーによるプロジェクト内の移動は選択ベースです。つまり、Tabキーを使用すると、選択したすべてのクリップについて次/前のトランジェントに移動します。選択されているものがない場合、Tabキー操作は現在のトラックに対して作用します。

現在タイムを次のトランジェントに移動する

Tabキーを押します。

現在タイムを前のトランジェントに移動する

Shift+Tabキーを押します。

Tabキーによるプロジェクト内の移動操作の特徴

次の表は、Tabキーによるプロジェクト内の移動操作が、各種SONARクリップに適用される方法を示しています。

表 58. Tabキーによるプロジェクト内の移動操作の特徴 

クリップの種類	Tabキーのターゲット
オーディオのグルーブクリップ	各スライス。
「テンポに従ってストレッチする」クリップ（ループされるグルーブクリップではなく、レンダリングにグルーブクリップを使用するクリップ）	各スライス。
通常のオーディオクリップ	WTRファイルに表されている各トランジェント。
スリップストレッチされたクリップ	WTRファイルに表されている各トランジェント。ストレッチ量に従って増減するので、タブ表示は完全に並ぶまで続けます。
MIDIクリップ	各ノートイベント（MIDIコントローラデータは無視されます）。 メモ：複数のノートイベントがまったく同じティック位置にある場合、タブ表示はそのうち1つのみをターゲットとします。
MIDIグルーブクリップ	各ノートイベント。
ステップシーケンサークリップ	ノートを含む各ステップ。

ピアノロールビューでのTabキーによる移動

トラックビューのインラインピアノロールに加え、Tabキーによる移動操作はピアノロールビューでも使用できます。ピアノロールビューに複数のトラックが表示されている場合、Tabキー操作は現在のトラックのみに作用します。