サラウンドについて

サラウンドは、従来のステレオでは表現できなかった様々な効果を実現できます。通常の「ステレオ」では音像は左右のスピーカー間に定位しますが、サラウンドではリスナーの周囲のどこにでも定位させることができます。サラウンドには、以下の3つの組み合わせによってさまざまなフォーマットがあります。

スピーカーの数：3.2から8.1まで。

スピーカーの位置

最終的なコーディング：完成されたオーディオを保存するメディア、エンコード方式。

5.1サラウンドと呼ばれる、最も一般的なサラウンドは、5個のフルレンジスピーカーと1個のサブウーファーで構成される環境です（5.1chの"0.1"は、LFE、またはサブチャンネルを意味します）。5個のフルレンジスピーカーのうち3つは、リスナー前方の左（L）、正面（C）、右（R）に配置されます。残りの2つのフルレンジスピーカーはサラウンドスピーカーと呼ばれ、リスナー背後の左（Ls）、右（Rs）に配置されます。サブウーファーはLFE（Low Frequency Effects）と呼ばれます、特に配置は決まっていません。

正面のスピーカーは会話や、（動画のサウンドトラックの場合には）スクリーンからなっているような効果を出すために使用されます。LFEは爆発などの各種効果音用に使用され、約25～120Hzまでの低音域を再生します。

 

関連項目：

サラウンドミキシングのための設定