オーディオFX一覧

Alias Factor

図532. Alias Factor

Alias Factorを使用すると、ビットクラッシュとローパスフィルターを独自の方法で組み合わせ、オーディオを破壊して、ビンテージサンプラー、携帯電話、古いゲームサウンドなどの様々な音を作り出すことができます。デシメーター系エフェクトは新しいものではありませんが、Alias Factorは、他のオプションのように不要で耳障りなエフェクトを発生させずにエイリアスを生成する、特別な技術を使用してこのエフェクトを生成します。これによって「スムーズ」で自然な、繊細なサウンドを提供します。また、Alias Factorでは、サウンドを調整する新しい方法として、レゾナンス調整可能なローパスフィルターをデシメーターにリンクすることによって、特徴的な新しい音色をさらに作り出すことができます。

詳細については、Alias Factorオンラインヘルプを参照してください。

Cakewalk Boost 11

図533. Cakewalk Boost 11

Cakewalk Boost 11は、透過的なピークリミッティングやボリュームの最大化を行う、ミキシングやマスタリング用のプラグインです。Boost 11では「ルックアヘッド」リミッターアルゴリズムを使用して、出力のクリッピングやPDR（プログラム依存型リリース）においてパンピング（音量の変動）が最小限になったり、音の大きさが最大限になったりすることを防ぎます。「ルックアヘッド」とは、リミッターが出力をおよそ1.5 ms遅らせることで、オーディオ入力を事前に分析することを意味します。Boost 11では、192 kHzまでのサンプリングレート、モノとステレオの操作、および倍精度処理がサポートされています。

Boost 11の機能は、次のとおりです。

ルックアヘッドピークレベル検知によるクリッピングの回避

プログラム依存型リリースによるパンピングの最小化

入力と出力の動的な波形表示

ステレオピークとRMS入力/出力メーター

192 kHzまでのサンプリングレートでの動作

64ビットの2倍精度信号パス

VSTオートメーション

詳細については、Cakewalk Boost 11オンラインヘルプを参照してください。

BREVERB SONAR（Platinumのみ）

図534. BREVERB SONAR

OverloudのBREVERB SONARは世界レベルのスタジオリバーブを提供します。プロレベルのプリセットが数多く用意されているため、ミキシングからポストプロダクションに至るまで多様なアプリケーションに対応します。SONARには、VSTとProChannelの両バージョンに対応したBREVERB SONARが組み込まれています。詳細については、BREVERB SONAR VSTバージョンのヘルプボタンをクリックしてください。

Channel Tools

図535. Channel Tools

Channel Toolsプラグインは、ゲイン、ミッドサイドデコード、ディレイ、およびステレオパンニングのためのチャンネル処理を簡単かつ効果的に実現します。Channel Toolsは、ステレオトラックとフルミックスで左右チャンネルの独立を強化および調整する場合に最適です。

Channel Toolsを使用すると、次のことができます。

直感的なコントロールを使用して、ステレオスペースの任意の場所へ左右それぞれのチャンネルを簡単に配置。

ミッドサイドチャンネル録音を自動的にデコード。

ミックスの空間特性を向上。

マイクの配置によるフェーズの問題を補正。

左右チャンネルを入れ換え。

各チャンネルの極性（位相）を反転。

特定のサンプル数またはミリ秒単位で左右両方または左右いずれかのチャンネルを遅らせることによって、録音のタイミングを微調整。

詳細については、Channel Toolsオンラインヘルプを参照してください。

Classic Phaser

図536. Classic Phaser

これは、変調するノッチフィルターとフィードバックループを使用する、従来のフェイザーエフェクトです。「Quadra」モードは、さらに幅広いイメージングとアニメーションを提供します。

詳細については、Classic Phaserオンラインヘルプを参照してください。

Compressor/Gate

図537. Stereo Compressor/Gate

Stereo Compressor/Gateを使用すると、コンプレッサーとゲートを1つのエフェクトに統合し、音量の大きい部分を歪ませることなく、また、ごくわずかなノイズを過度に強調することなく、オーディオ信号全体のダイナミックレベルを高めることができます。ゲートはMIDIから手動でトリガーでき、簡単に音切れエフェクトを生むことができます。

詳細については、Stereo Compressor/Gateオンラインヘルプを参照してください。

HF Exciter

図538. HF Exciter

HF Exciterを使用すると、周波数スペクトルの高周波数の部分が強化されます。これによって、サイコアコースティックな効果が生まれ、信号が鮮やかで澄んだ状態になります。これは、元の信号にはないハーモニックな要素を追加することによって行われます。

詳細については、HF Exciterオンラインヘルプを参照してください。

LP EQ linear phase equalizer（PlatinumおよびProfessionalのみ）

図539. LP EQ

従来のイコライザーとは異なり、LP EQでは、ゲイン設定とは関係なくすべての周波数において線形位相シフトしながら音のバランスを正確にコントロールすることができます。通常のイコライザーの位相シフトでは、オーディオに対して、タイムに沿った周波数に依存したシフトが適用されます。この場合、低周波数と高周波数のアラインメントが相互に変化したり、元のオーディオに対して変化してしまうことがあります。つまり、音がタイムに沿って「バラバラに分解」され、音の透明感とサクサク感が失われてしまうことになります。LP EQの線形位相処理では、オーディオの完全性がすべての周波数域で常に保持されます。意図しない不自然な音色変化や打ち消しが起こったり、コームフィルターがかかったり、トランジェントが濁るというようなことはありません。SONARなどのホストアプリケーションで全体的なレイテンシが補正されている場合、結果となる線形位相出力は、「ゼロ位相出力」と呼びます。

LP EQは、重要なマスタリングプロジェクトに最適です。

 

主な特長：

最大20バンドを色分け表示。

バンドの周波数、幅、ゲインを選択ベースでコントロール。

192 kHzまでのサンプリングレートでモノ、ステレオ、mid/side操作。

64ビットの2倍精度信号パス。

Soloモード。

FFTスペクトルアナライザーの統合。

A/Bコントロールで異なる設定を比較。

プリセットマネージャ。

詳細については、LP EQのオンラインヘルプを参照してください。

LP MB multiband compressor（PlatinumおよびProfessionalのみ）

図540. LP MB

LP MB multiband compressorは最大6つの高品質のコンプレッサーで構成されており、それぞれを調節可能な周波数域で使います。

通常のリミッターとは異なり、LP MBプラグインで周波数帯域を分割するフィルターは、線形位相型のフィルターです。したがって、スペクトルを周波数域ごとに分割し、位相エラーまたは不自然な音色変化なしに再合成することができます。

一般的なリミッターでは、何もしない場合でも音が変化してしまいます。これは、位相シフトを使ったIIR（無限インパルスレスポンス）フィルターで帯域の分割と再合成が行われるためです。

LP MBは、重要なマスタリングプロジェクトに最適です。

 

主な特長：

最大6バンドを色分け表示。

バンドのアタック、リリース、スレッショルド、レシオ、ゲインを選択ベースでコントロール。

192 kHzまでのサンプリングレートでモノ、ステレオ、mid/side操作。

64ビットの2倍精度信号パス。

Soloモード。

FFTスペクトルアナライザーの統合。

A/Bコントロールで異なる設定を比較。

プリセットマネージャ。

詳細については、LP MBのオンラインヘルプを参照してください。

Modfilter

図541. Mod Filter

Mod Filterでは、実際のフィルターが、入力信号に反応する、またはテンポに同期したLFOのサイクルに従うことができるため、ダイナミックなフィルターエフェクトが生まれます。フィルターそのものはローパスフィルター型で、高い周波数を除去します。

詳細については、Mod Filterオンラインヘルプを参照してください。

Multivoice Chorus/Flanger

図542. Multivoice Chorus/Flanger

Chorus/Flangerを使用すると、信号に深さや厚みが加わります。フィードバックパスのEQセクションを使用すると、非常に特有のサウンドになります。

詳細については、Multivoice Chorus/Flangerオンラインヘルプを参照してください。

Nomad Factory Blue Tubes bundle（PlatinumおよびProfessionalのみ）

図543. Nomad Factory Blue Tubes bundle

Nomad FactoryのBlue Tubes Bundle V3は18個のビンテージスタイルオーディオプロセッサープラグインであり、古典的アナログハードウェアの温かみのある音質を再現します。

主な特長：

6個のダイナミックプロセッサー（リミッター、エクスパンダー、コンプレッサー、ノイズゲート、ディエッサー、ブリックウォール）

6個のイコライザープロセッサー（2バンド、Baxandall、グラフィック、ビンテージ、5バンド、フィルター）

6個のエフェクトプロセッサー（コーラス、フェイザー、ビンテージエコー、ディレイ、オーバードライブ、イメージャー）

すべてのパラメーターのフルオートメーション

詳細については、Blue Tubesオンラインヘルプを参照してください。

Nomad Factory Blue Tubes Analog TrackBox（Platinumのみ）

図544. Nomad Factory Blue Tubes Analog TrackBox

Nomad FactoryのBlue Tubes Analog Trackboxはビンテージスタイルのアナログチャンネルストリップであり、シングル三極管からデュアル三極管の真空管エミュレーション、ゲート/エクスパンダー、コンプレッサー、イコライザーを特色とします。Analog TrackBoxはBlue Tubes Tube Emulator、CP2Sコンプレッサー、およびPEQ332パラメトリックイコライザーの長所をすべて組み合わせ、任意のトラックに非常に柔軟で注目に値する真空管フロントエンドを作成します。

詳細については、Blue Tubes Analog Trackboxオンラインヘルプを参照してください。

Nomad Factory BlueVerb DRV-2080（PlatinumおよびProfessionalのみ）

図545. Nomad Factory BlueVerb DRV-2080

Nomad FactoryのBlueVerb DRV-2080はビンテージスタイルのスタジオリバーブで、1980年代のデジタルリバーブの音質を再現するように設計されています。アンビエンス、ディケイRT60、プリディレイコントローラに加え、2バンドの個別イコライゼーションが組み込まれています。モノラルトラック/ステレオトラックを柔らかいサウンドにしたり、ミックス全体へのディメンションを追加したりするために使用します。

詳細については、BlueVerb DRV-2080オンラインヘルプを参照してください。

Para-Q

図546. Para-Q

Para-Qは、2バンドパラメトリックEQで、通常は信号の高域または低域を強調するか弱めるために使用できます。CPU負荷は小さいため、多くのトラックに同時に使用できます。

詳細については、Para-Qオンラインヘルプを参照してください。

ProChannel（PlatinumおよびProfessionalのみ）

ProChannelは、各オーディオトラック、インストゥルメントトラック、およびバスに高品位のコンプレッサー、イコライザー、Tube Saturation、コンソールエミュレーション、テープエミュレーション、Convolutionリバーブの処理を提供する拡張チャンネルストリップです。

ProChannelは、トラックインスペクタおよびコンソールビューにモジュールとして表示されます。

図547. ProChannel

詳細については、ProChannel（PlatinumおよびProfessionalのみ）を参照してください。

 

関連項目：

PC76 U-Type Channelコンプレッサーモジュール（Platinumのみ）

PC4K S-Typeバスコンプレッサーモジュール（Platinumのみ）

QuadCurveイコライザーモジュール

Tube Saturationモジュール（Platinumのみ）

Console Emulatorモジュール（Platinumのみ）

FX Chainモジュール

Tape Emulatorモジュール（Platinumのみ）

REmatrix Solo convolution reverb

PX-64 Percussion Strip（Platinumのみ）

図548. PX-64 Percussion Strip

PX-64 Percussion Stripは、ドラムおよびパーカッションの処理用に最適化したエフェクトを組み合わせた、マルチ機能のプラグインです。1つのプラグインにトランジェントシェイピング、コンプレッサー、エクスパンダー、イコライゼーション、ディレイ、Tube Saturationを組み込んだPX-64 Percussion Stripを使用すると、ドラムやパーカッションのトラックをすばやく簡単に拡張できます。

詳細については、PX-64 Percussion Stripオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: Compressor

図549. Sonitus fx: Compressor

fx:compressorは、ピークリミッティング機能が組み込まれた可変ニーコンプレッサーです。コンプレッサーの目的は、楽曲またはサウンドのダイナミックレンジを制限することです。コンプレッサーを使うと、音量の大きい部分の音量が下がり、ほぼ均一なレベルになります。

詳細については、Sonitus fx: Compressorオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: Surround Compressor（PlatinumおよびProfessionalのみ）

図550. Sonitus fx: Surround Compressor

Sonitus Surround Compressorは、Sonitus:fx Compressorプラグインの高度なサラウンド対応バージョンです。Surround Compressorは、4つのステレオコンプレッサーで構成されています。このコンプレッサーをサラウンドバスに適用すると、そのバスの入力チャンネルの任意の組み合わせを4つのコンプレッサーのいずれかに送ることができます。つまり、ステレオチャンネルのペア、センターチャンネル、LFEの任意の組み合わせを、ユーザーが選んだコンプレッサーに送ります。初期設定では、すべてのチャンネルがコンプレッサー1につながります。必要に応じて、他の3つのコンプレッサーにもリダイレクトすることができます。

詳細については、Sonitus fx: Surround Compressorオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: Delay

図551. Sonitus fx: Delay

fx:delayは、テンポ同期付きの高度なステレオディレイです。

詳細については、Sonitus fx: Delayオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: EQ

図552. Sonitus fx: EQ

fx:equalizerは、6バンドのパラメトリックイコライザーで、各バンド用の選択可能なフィルタータイプ群と、周波数レスポンスのグラフを備えています。イコライザーは音楽やサウンドの周波数スペクトルを微調整する機器です。特定の周波数域や周波数の範囲をアッテネート、カット、ブーストするというような、様々なフィルタリング技術を使って、オーディオ信号の全体の特徴を成形することができます。

詳細については、Sonitus fx: EQオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: Gate

図553. Sonitus fx: Gate

fx:gateは、サイドチェーンフィルタリングやルックアヘッドを備えたダイナミックゲートです。fx:gateプラグインの用途は多岐にわたります。ノイズゲートとして機能することもでき、その場合、特定のスレッショルドを下回る振幅の信号は非常にシンプルにゲーティング（ブロック）し、それ以外の信号はそのまま通します。これは、録音や演奏の静かな部分にあるヒスやハムのようなバックグランドノイズを除去する際に使うと便利です。

さらに、調整可能なピークのパンチモードも備えています。このモードでは、個々のドラムサウンドに欠けている周波数に対してトランジェントパンチが加えられ、ゲートのかかった信号がかなりくっきりとした存在感を持つようになります。可変ハイパスおよびローパスのサイドチェーンフィルターもあり、これを使って「周波数を意識した」ゲーティングを行うことができます。このゲートをゲーティングモードからダッキングモードに切り替えれば、ノイズを除去することも可能です。

詳細については、Sonitus fx: Gateオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: Modulator

図554. Sonitus fx: Modulator

fx:modulatorは、6つの時間変化モジュレーションエフェクトを1つにまとめたプラグインです。

詳細については、Sonitus fx: Modulatorオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: Multiband

図555. Sonitus fx: Multiband

fx:multibandは、5バンドの可変ニーコンプレッサーで、ノーマルとビンテージの両方のコンプモードと出力リミッターを備えています。

音楽の完全なミックスなど複雑なハーモニック要素を含むオーディオ信号を処理する場合に、従来の（シングルバンド）コンプレッサーよりも数多くの利点を活用できます。

「パンピング」をほとんど排除することができます。「パンピング」とは、ベース音に標準コンプレッサーを使ったときに、中音域と高音域の音量がビートに合わせて変動する現象のことです。マルチバンドコンプレッサーでは、低周波数域と中高周波数域は、それぞれ別のコンプレッサーで処理されるため、この現象は発生しません。

信号はコンプレッションすると同時にイコライズされるので、それぞれのソースのイコライズの違いが目立たなくなります。

マルチバンドコンプレッサーは、特定の周波数範囲のダイナミック属性を抑制したり強調したりします。これに基づき、ディエッシング、ポップ音の除去、またはボーカルやインストゥルメントのアタックやリリースの調節などに利用できます。

詳細については、Sonitus fx: Multibandオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx:Phase

図556. Sonitus fx: Phase

fx:phaseでは、サウンドの位相を自由に調節できます。

メモ：fx:phaseは、フェイズシフターまたはフェイズディレイであり、フェイザーではありません。フェイザーはまったく違う種類のエフェクトです。フェイザーでは、カスケードされたオールパスフィルターのセンターフリケンシーを調節することで、モジュレーションエフェクトが得られます。一方、fx:phaseは、全周波数で一定の位相シフトを適用するために使われます。

詳細については、Sonitus fx:Phaseオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: Reverb

図557. Sonitus fx: Reverb

リバーブ（残響）とは、室内や他の閉鎖された音響環境で響き渡る反響のようなエフェクトです。リバーブは、互いに区別できないほどに密集した一続きのエコーのように聞こえることがあります。fx:reverbでは、壁に音が跳ね返る現象を仮想の部屋においてエミュレートし、多様な環境の特徴、ディケイ、周波数レスポンスを真似たリバーブを追加できます。

詳細については、Sonitus fx: Reverbオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: Surround

図558. Sonitus fx: Surround

fx:surroundは、距離やベロシティエフェクト用の組み込みドップラーレンダリングとアッテネーションレンダリング機能を備えたサラウンドサウンドパンです。ジョイスティックによるコントロールやグラフィカルな方法でのパス編集も行えます。

詳細については、Sonitus fx: Surroundオンラインヘルプを参照してください。

Sonitus fx: WahWah

図559. Sonitus fx: WahWah

fx:wahwahは、ギターエフェクトのエミュレーターです。クラシックギターエフェクト、ワウワウストンプボックスは、1966年に導入されるやいなや即座にヒットを飛ばし、VOXワウワウを皮切りに次々と同様のデザインが発表されました。ワウワウという異名は、このエフェクトの人の声のような独特なサウンドからつけられています。fx:wahwahはアナログデザインをデジタルに適応し、Morley Pro Series Distortion Wah、Jim Dunlop Crybaby Model GCB-95、Model JH-1（Jimi Hendrix）のような実際にあるワウワウストンプボックスをモデル化したものです。

詳細については、Sonitus fx: WahWahオンラインヘルプを参照してください。

Tempo Delay

図560. Tempo Delay

Stereo Delayは、チャンネルの割当先となった場所で、テンポに同期したエコーを発生させます。フィードバックパスの3バンドEQセクションを使用すると、非常に特有のサウンドになります。

詳細については、Tempo Delayオンラインヘルプを参照してください。

TH3 Cakewalk Editionアンプシミュレーター

図561. TH3 Cakewalk Edition

OverloudのTH3 Cakewalk Editionは、クリーンからクラッシュディストーションまで、本物そっくりのギターアンプモデルを提供します。

この特別版には、アンプ12種類、キャビネット11種類、ストンプボックスエフェクト12モデル、マイク3種類、ディレイとリバーブなどの優れたエフェクト、および数十種類のプリセットが付属しています。独自の信号パスを簡単に作成したり変更したりすることができます。

詳細については、TH3 Cakewalk EditionのMANUALボタンをクリックしてください。

 

TL-64 Tube Leveler（Platinumのみ）

図562. TL-64 Tube Leveler

TL-64 Tube Levelerプラグインは、高度なアナログ真空管回路モデリングを採用したプリアンプ/プロセッサです。このプラグインによって、トラックやミックスに最高品質のアナログ感覚のあたたかみを適用できます。

TL-64 Tube Levelerは、真空管回路を忠実に再現しています。このプラグインには、実際のアナログ器機が持つ「生き生きとした」特性を再現する、様々な入力オーディオに対応する高レスポンスの仮想真空管が用意されています。その結果、従来の真空管アンプから生まれる、暖かみのある臨場感あふれるアナログサウンドが実現します。

デジタルオーディオ録音では、時に冷たく平坦な音になることがあります。TL-64 Tube Levelerを使用して、暖かみのある真空管感覚の色合いをトラック個別に、あるいはフルミックスに適度に加えてください。

詳細については、TL-64 Tube Levelerオンラインヘルプを参照してください。

Tone2 BiFilter2（Platinumのみ）

図563. BiFilter2

BiFilter2はハイエンドクォリティの強力なステレオフィルターモジュールです。これは47種類の独特でそれぞれ異なるオーディオフィルター、8種類のディストーション、FM、AM、波形生成、ビットクラッシャー、リサンプリング、コームフィルター、ボーカルフィルター、EQ、リバーブを備えたデュアルマルチモードフィルターを特色としています。

高解像度ディスプレイでは、リアルタイムでフィルターの周波数特性が示されます。

詳細については、BiFilter2オンラインヘルプを参照してください。

TS-64 Transient Shaper（Platinumのみ）

図564. TS-64 Transient Shaper

TS‑64 Transient Shaperプラグインは、オーディオトラックやミックスのダイナミクスを強力に制御することができます。

音楽的には、トランジェントとは、短期間に発生する突然のサウンド出力の増加を指します。

通常のコンプレッサーとは異なり、TS‑64 Transient Shaperは、オーディオ信号のアタック成分を、ディケイ/サスティン位相とは独立して作成できます。

TS‑64 Transient Shaperは主にドラムやパーカッション用として設計されていますが、ギターや電子ピアノなどのパーカッシブなサウンドにも役立てることができます。

TS‑64 Transient Shaperの機能は、次のとおりです。

強力なエンベロープ/トランジェント検出

線形位相フィルタリング

ゲインシェーピング

テイルやアンビエンスのトランジェントを個別にシェーピング

オートメーション可能なパラメーター

滑らかで継ぎ目のない出力

詳細については、TS-64 Transient Shaperオンラインヘルプを参照してください。

VX-64 Vocal Strip（Platinumのみ）

図565. VX-64 Vocal Strip

VX-64 Vocal Stripは、ボーカル処理用に最適化されているエフェクトを組み合わせた、マルチ機能のプラグインです。1つのプラグインにコンプレッサー、エクスパンダー、イコライゼーション、ディエッシング、ダブリング、ディレイ、Tube Saturationを組み込んだVX-64 Vocal Stripを使用すると、ボーカルトラックをすばやく簡単に編集できます。

VX-64 Vocal Stripの機能は、次のとおりです。

個々にバイパス切り替え機能を備え、プロ級の品質を実現する5つのエフェクトモジュール

モジュールはすべて、ボーカル処理に特化して調整済み

インプット、アウトプット、およびEQモジュールで、高度なTube Saturationモデリングを使用可能

センターフリケンシーとスレッショルドの切り替えが可能なディエッサー

設定可能なエフェクトチェーンルーティング

滑らかで継ぎ目のないオートメーション可能なパラメーター

プリセットのライブラリ

詳細については、VX-64 Vocal Stripオンラインヘルプを参照してください。

 

関連項目：

MIDI FX

インストゥルメント