ループ

演奏の練習をするときや、プロジェクトの一部分を再生しながら編集して、その結果を確かめたいときなどに、プロジェクトの一部分を何度も聞いてみたい場合があります。このような場合、ループという機能を使用すると、プロジェクトの任意の範囲を繰返して再生させることができます。

ループは、コントロールバーのループモジュールで定義できます。

図74. ループモジュール

A：ループのオン/オフ  B：選択範囲をループ区間に設定  C：ループ始点タイム  D：ループ終点タイム

ループ再生の設定には、以下の3つのステップがあります。

ループ始点タイムの設定

ループ終点タイムの設定

ループ機能をオンにする

ループ再生を設定すると、現在タイムがループ終点タイムに達すると自動的にループ始点タイムまで戻り、再びループ終点タイムに向けて再生されるようになります。

ループ機能がオンになっているときは、タイムルーラ上にループ範囲を示すマーカーが表示されます。

A：ループ始点タイム B：ループ終点タイム

タイムルーラ内でループを動かす方法

1.	2つのループマーカーをつなぐ黄色いバーをクリックします。

カーソルが左右矢印に変わります。

2.	ループをタイムルーラの目的の位置までドラッグします。

初期状態では、ループ始点/終点間を、自動的に何度でもループ再生する設定になっています。

現在タイムがループ区間より前の位置にある状態で再生を開始した場合には、ループ終点タイムの位置まで再生した後、ループ始点タイムにジャンプしてループ再生を続けます。

メモ：ループ再生がオンの状態でプロジェクトの再生を停止すると、現在タイムが現在タイムマーカーのあるタイムまで巻き戻されます。トラックビューのオプションメニューで、停止時に現在タイムマーカーに戻るのオプションをオフにすると、停止したタイムが現在タイムになるように、動作が変わります。

ループがオンの状態では、巻き戻しの操作が通常の場合と少し異なります。現在タイムがループ区間にある場合、最初に巻き戻しをクリックすると現在タイムがループ始点タイムになります。次に現在タイムがループ始点タイムにある場合に巻き戻しをクリックすると現在タイムが曲の始めになります。その後は、巻き戻しをクリックするとループ始点タイムと曲の始めが切り替わります。

ループを設定する

以下の方法でループ始点タイムとループ終点タイムを指定します。

トラック、ピアノロール、譜面の各ビューでタイムルーラをドラッグしてループ範囲を選択し、コントロールバーのループモジュールにある をクリックする。

トラック、ピアノロール、譜面の各ビューのタイムルーラで、マーカーとマーカーの間をクリックしてループしたいタイム範囲を選択し、コントロールバーのループモジュールにある をクリックする。

ループモジュール上に表示されているループ始点タイムとループ終点タイムの欄に、直接ループしたいタイム範囲を入力する。

タイムルーラで範囲選択し、右クリックして表示されたメニューからループ > 選択範囲をループ区間に設定を選びます。

選択範囲をループ区間に設定を実行するとループボタンが自動的にオンになります。

ループ解除の方法

ループを無効にするには、コントロールバーのループモジュールにある をクリックするか、Lキーを押します。