ビデオのプロパティを変更する

SONARでは、フィルムのサウンドプロダクションのためのビデオ設定について、一部便利な変更を行うことができます。これらの設定にアクセスするには、ビデオビューで右クリックして、ポップアップ・メニューからビデオのプロパティを選択してビデオのプロパティ・ダイアログを開きます。

ビデオのプロパティ・ダイアログには、ビデオ設定タブ、情報タブ、およびレンダリングタブという3つのタブがあります。これらのすべてのオプションおよび設定の詳細は、ビデオのプロパティ・ダイアログを参照してください。このチュートリアルでは、ビデオ設定タブにあるツールについて説明します。

このタブには、ビデオを編集するときに理解しておくべき非常に重要な、極めて役立つ3つのオプションがあります。これを詳しく見ていきましょう。

オプション	動作
開始タイム	SONARのプロジェクトにおける、ビデオの再生開始タイム。プロジェクトの先頭からのタイムで指定します。
トリムインタイム	ビデオ再生を開始したい場面のビデオファイルのタイム。オープニングクレジットまたは最初の数シーンを見たくない場合に便利です。SMPTEタイムコードで表示されます。
トリムアウトタイム	ビデオ再生を停止したい時点のビデオファイルのタイム。これもSMPTEタイムコードで表されます。

 

メモ：現時点では、ビデオクリップの開始タイムの調整はDirectShowビデオエンジンを使用している場合にのみサポートされ、Media Foundationビデオエンジンの使用時にはサポートされません。ビデオエンジンを変更する方法については、デフォルトのビデオエンジンを指定するを参照してください。

開始タイムの値を2小節に変更してみましょう。これを行うには、開始タイムボックスに数字2を入力します。

ここで、トランスポートのゼロに戻るボタン をクリックしてから再生をクリックします。プロジェクトの2小節までビデオが再生開始しないことを確認します。

 

ヒント：ビデオサムネイルペインでビデオクリップを直接編集することもできます。 ビデオクリップを移動するには、クリップのヘッダーをドラッグします。 トリムインタイムを調整するには、ビデオクリップの左端をドラッグします。 トリムアウトタイムを調整するには、ビデオクリップの右端をドラッグします。