オーディオファイルのインポート

SONARでは、オーディオファイルとして保存されているオーディオのデータを、プロジェクト内のトラックに挿入することができます。読み込むオーディオファイルがステレオの場合は、1つのステレオトラック、または2つのモノラルトラック、または1つのモノラルトラックとして読み込まれます。

ファイル｜インポート｜オーディオ・コマンドは、以下のデジタルオーディオのファイル形式をサポートしています。

WAVEファイル形式（拡張子：*.wav）

MPEG形式（拡張子：*.mpeg、*.mpg、*.mp2、*.mp3）

Apple AIFF形式（拡張子：*.aif/*.aiff）

++Windows Mediaオーディオ形式（拡張子:*.wmaなど）

Next/Sun形式（拡張子:*.au/*.snd）

REX形式（拡張子:*.rex、*.rx2、*.rcy）

FLAC 形式（拡張子: .flac）

Core Audio Format 形式（拡張子: .caf）

プロジェクトのサンプリングレートとビット数は、編集｜環境設定｜オーディオ｜デバイスの設定の初期設定に基づいて設定されます。インポートするファイルと、プロジェクトのサンプリングレート/ビット数が異なる場合は、プロジェクトのサンプリングレート/ビット数に変換されてから、インポートされます。

オーディオファイルをインポートする

1.	現在タイムとカレントトラックを、オーディオを挿入する位置に設定します。

2.	ファイル｜インポート｜オーディオを選択して、オーディオのインポート・ダイアログを開きます。

3.	インポートするオーディオファイルを選択します。ダイアログの下部に、そのファイルの情報が表示されます。

4.	再生をクリックすると、インポートする前にそのオーディオファイルの内容を試聴することができます。

5.	新しいファイルがステレオである場合、モノトラックでインポートをチェックすると、ファイルが2つの別々のトラックに挿入されます。

6.	開くをクリックします。

オーディオファイルからオーディオデータが読み込まれ、選択したトラックの現在タイムにその内容が挿入されます。

プレビューバス

オーディオのインポート・ダイアログボックスのファイルは、SONARに存在するどのバスでも選択し、プレビューできるようになりました。

ファイルをプレビューする

1.	出力バスをプレビューバスコンボボックスから選択します。

2.	ファイルエクスプローラ表示部でファイルをクリックします。

3.	再生ボタンをクリックします。

4.	再生中は、再生ボタンが停止ボタンに変わります。停止をクリックすると再生が停止されます。

Broadcast Waveファイル

Broadcast Waveファイルとは、以下のような拡張付加情報が記録されているWAVファイルのことです。

Description：BWFの内容を256文字（バイト）以内でまとめた短い説明です。

Originator：BWFの作成者。エクスポート時にはファイルの情報ダイアログの作者欄に記入された情報が記録されます。

Reference：ユニークな識別番号。エクスポート時にはSONARが自動的に識別番号を作成して記録します。

Date：ファイルを作成した日付。

Time：ファイルを作成した時刻。

Timecode：Broadcast Waveの開始時刻（時：分：秒：フレーム）。

Broadcast Waveをインポートする

1.	Broadcast WaveファイルのTimecode情報で指定されたタイムへインポートしたい場合は、編集｜環境設定｜ファイル｜オーディオデータを選択し環境設定BWFインポート時は常にBWFのタイムスタンプに従うにチェックを入れます。それ以外の場合は、現在タイムにインポートされます。

2.	ファイル｜インポート｜オーディオを選択して、オーディオのインポート・ダイアログを開きます。

3.	インポートするオーディオファイルを選択します。ダイアログの下部に、そのファイルの情報が表示されます。

4.	再生をクリックすると、インポートする前にそのオーディオファイルの内容を試聴することができます。

5.	新しいファイルがステレオである場合、モノトラックでインポートをチェックすると、ファイルが2つの別々のトラックに挿入されます。

6.	開くをクリックします。

グローバルオプション・ダイアログのBWFインポート時は常にBWFのタイムスタンプに従うにチェックが入っている場合は、Timecode情報で指定されたタイムへインポートされます。それ以外の場合は、現在タイムから始まるようにインポートされます。

メモ：Broadcast Waveファイルをインポートするとき、Shiftキーを押し続けることでBWFインポート時は常にBWFのタイムスタンプに従うグローバルオプションの動作を一時的に切り換えることができます。