トラックごとに再生する

SONARでは、トラックステータスを変更することで各トラックの状態を変更し、それらの状態を組み合わせて再生することが可能です。各トラックの状態を個別に変えることも、コントロールバーのミックスモジュールで一度に変えることもできます。ミックスモジュールの詳細については、ミックスモジュールを参照してください。

ミックスモジュール

A：ミュート  B：ソロ  C：録音待機  D：インプットモニター  E：プラグインの遅延補正を無効にする  F：すべてのオーディオエフェクトをバイパス  G：エクスクルーシブソロ  H：Dim Solo  I：オートメーションの再生  J：オートメーションの記録  K：オフセットモード

トラックには以下の状態（トラックステータス）があります。

ステータス	内容
ノーマル	別のトラックがソロになっていない限り、トラックは再生されます。
ミュート	トラックは再生されませんが、再生中にオンにできます。
アーカイブ	トラックは再生されず、有効にするには再生を停止する必要があります。トラックをアーカイブすると、再生時にCPUの負担はかからないので、異なるテイクを保存するために使用できます。
ソロ	ソロとして指定されたトラックのみが再生され、その他のトラックはミュートになります。
録音待機	録音できる状態です。
モノ/ステレオ（オーディオトラックのみ）	トラックインスペクタ（トラックインスペクタの概要を参照）での各トラックの設定に従って、トラックをモノとして再生するか、ステレオで再生するかを切り換えます。
位相の切り換え（オーディオトラックのみ）	オーディオトラックの位相を反転させます。複数のマイクで1つの楽器を録るときに、状況に応じて使います。

再生中に各トラックの状態をミュートやソロに変更して、任意のトラックの内容だけを聞くことができます。トラックステータスは、トラックビュー、コンソールビュー、トラックインスペクタ、またはコントロールバーのミックスモジュールで変更できます。ミュートとソロの両方がオンになっているときは再生されません。ミュートの優先度の方が高くなっています。

トラックステータスはプロジェクトファイルに記録されます。ただしSONARプロジェクトをスタンダードMIDIファイルとして保存した場合は、ファイルには記録されません。

 

関連項目：

ミックスモジュール

トラックの音を消す

トラックのソロ

トラックの位相反転

トラックのモノ/ステレオ切り換え